2018年末イタリア一人旅(5)フィレンツェで年越しはお正月感ゼロ。クーポラと鐘楼と斜塔に昇って足が死んだ。

今回、こんな感じで新年をフィレンツェで迎えました。

イタリア旅行日程
12/28(金) 出発
12/29(土) ベネチア
12/30(日) ベネチア
12/31(月) (移動)フィレンツェ
01/01(火) フィレンツェ

01/02(水) (移動)ローマ
01/03(木) ローマ
01/04(金) ローマ(現地発)
01/05(土) 帰国

フィレンツェもだけどその前のベネチアも続くローマも、年末感もお正月感もほんっっとーに薄い。クリスマス感も薄い。

ヨーロッパって年明けまでクリスマスが続いてるんでしょ!?

クリスマスマーケット行きたーい!!


とか思ってたら行先は吟味した方がいいです。とりあえずイタリアは論外。ほんと単に広場にツリー飾られてるだけ。マーケット的なのをみたのはローマのナヴォーナ広場ぐらいだけどそれもしょぼくてぜんぜんテンション上がらなかった。札幌大通り公園のクリスマスマーケットの方が100倍楽しい。

あと今回の旅行はしょっぱなから盛大に体調を崩したこともあって、大晦日はさっさとホテルに帰って寝たので年越しの瞬間がどうだったのかは不明です。

翌日は、

酒瓶転がってたけど、でもさすがに去年のプラハみたいに花火が上がりまくって、爆竹鳴らしまくりの街中がナイトクラブかなっていう狂騒だったら夜中に目が覚めたと思うので、そこまでのバカ騒ぎではなかったのではないかと想像。

ベネチア→フィレンツェをトレニタリアのフレッチャロッソで移動

ベネチアサンタルチア駅7:25発のフレッチャロッソに乗りました。

初めてのイタリア鉄道だったのでドキドキしましたが割と難なくのれました。

2018年末イタリア一人旅(4)フレッチャもローカル線も、イタリアの列車は予想していたより簡単に乗れました!

定刻通り9:30にフィレンツェ、サンタマリアノヴェッラ駅に到着。乗っていたフレッチャは最終ナポリ行きだったので乗り過ごさないかな心配だったけど無事降りれました。

フィレンツェのホテルは、

ホテル ロンバルディ(Hotel Lombardi)

駅から徒歩5分ぐらい。今回、ホテルはぜんぶ駅に近いところにしたのですが移動が楽でした。
ホテルロンバルディは建物がまるごとホテルなわけではなく、言ってみればビルのテナントにホテルが入っているような感じです。こちらの建物にも別の階には他のホテルが入ってました。

映画で見るようなエレベーター!手で扉を開けて乗り降りします。

まだ10時前だったので荷物だけ預かってもらおうと思っていたのですが、「部屋用意ができてるよ!」ということで部屋に入れてもらうことができました。

12/31大晦日のフィレンツェドゥオモは激混みでした

ドゥオモの大聖堂に行こうと思っている人はとにかく早めに行った方がいいです。わたしはクーポラの予約を14:30にしていたので、ホテルに荷物を置いた後ぶらっとベッキオ橋の方まで行ってご飯を食べて自分土産買って12時ぐらいに大聖堂に行ってみたら入場待ちの列が200…300メートルとかでした。1/1は閉まっているので集中するみたい。諦めました。

朝ご飯兼お昼ご飯。

Alimentari Uffizi|tripadvisor

ハム屋さん。着いた時は海外のツアーと思しきお客さんが店内を埋めてて、ガイドさんが真ん中に立って説明してたので躊躇したけど、思い切って入ったら席を作ってくれました。ツアー客が去った後はしばらくわたし一人でしばらくしたら顔見知りの客さんが何人か来てました。

ハムとチーズのプレート。美味しい。しかし一人で食べてると早食いになっちゃうからすごく勿体ない。あとやっぱりオリーブオイルとオリーブがほんとに美味しい。

自分お土産はこちらで。

スペツィエリエ パラッツォ ヴェッキオ ドット ディ マッシモ Spezierie Palazzo Vecchio Dott.Di Massimo|tripadvisor

ちなみにいわゆる「薬局」には全部で、

の3店舗いってみたんだけどここが一番買い物しやすかったです。なんと言っても商品ごとに値札がある!

すごい種類があるなーと棚の前でうろうろしてたら店員さんがやって来て、「一番人気はこれよ」って教えてくれました。「ちょっと甘すぎる」っていうと「これとかこれは?」っていろいろ嗅がせてくれます。が、香りの一覧表みたいなのはないっぽいのであらかじめサイトの方で試したい香りをピックアップしていく方がいいと思います。

あんまり買うつもりなかったんですが、香水買ってしまいました。

この「Senza Fine」っていうのがあんまり今まで嗅いだことのない感じでいい匂い!…って思ったんですけど、日本に帰ってきて嗅いだら「あれ?こんな匂いだったっけ??」ってなってます。なんでだ。

なんかサンプルで貰ったやつのほうがいい匂いに思えてきたりとか。あれかなー、湿度とかが違うから匂いも違って感じられるのかな。

で、ドゥオモにいったら人がすごかったのでいったんホテルに荷物を置きに戻って2時前にクーポラの入り口に戻ってきました。

ドゥオモのクーポラに昇ってみた

クーポラに昇るには予約が必要です。

繁忙期は当日予約は絶対に無理なので、ネットで事前予約です。予約するとチケット(予約確認書)が2枚送られてきます。

クーポラに昇るだけなら2枚目の時間が入ってるやつだけでいいじゃん、って思うんだけど、入口でこれだけ見せたら「チケットは?(←1枚目の方)」って言われたし、中でバーコードの読み取りをするのも1枚目のチケットの方だったし、2枚目の立場は?って感じでした。

ちなみに、入口でスタッフにチケットを見せる → 中に入る → 荷物チェック → バーコード読み取りになります。

あとはひたすら昇っていくだけ。

ぜえはあしながら登り切って、クーポラからベルタワーを望む。

階段の途中で一ヶ所、聖堂の中を覗ける場所があります。

クーポラから降りたら聖堂閉まってたのでもうちょっとよく見ておけばよかった。

聖堂しまってるしベルタワーもついでに昇るか、と思ったんですがこちらも長蛇の列だったのでパスして街歩きをすることにします。

フィレンツェの美術館の休館日に注意

ところでウフィツィ美術館やアカデミア美術館をはじめフィレンツェの主だった美術館は1/1が休館です。そして月曜日も定休日です。

そうです、

12/31(月) (移動)フィレンツェ
01/01(火) フィレンツェ

わたしの滞在期間どっちも休館日です。

…ということに気づいたのはホテルも鉄道も予約し終わった後。特にものすごく美術に興味があるわけじゃないけど、せっかくのフィレンツェだし行ってみたかったなあ…と思いつつ、美術館ぬきの観光プランを組んでいたのですが、クーポラの後、たまたまアカデミア美術館の前を通りがかってびっくり。

これなんの列?まさかアカデミア美術館の入場待ちの列!?!?!?

大晦日だからかなんなのか月曜日だけど営業してました、アカデミア美術館。

(ウフィツィはそっちまで開いてたらショックすぎるので確認しませんでした)

えー、美術館の予約ページを開いて日にちが出ないの確認したのに!!急に開館になったのか、それとも速攻でチケットが売切れてたんでしょうか。

イタリアのトイレの鍵が怖すぎる

その後、行きたかった教会の前まで行ったけど閉まってて、意気消沈してなんか甘いものが欲しいなーと思ってたら運よくショーケースにケーキが並んでるカフェがあったので入りました。

なんかイタリアってジェラート屋さんとか、パニーニ売ってるカフェとかはいっぱいあるけど、ケーキとお茶ができるようなカフェがあんまりない気がする。

なんとか紅茶とケーキを注文して、足が疲れてたけどイタリアのカフェはテーブルに座るとめちゃめちゃお高くなるとか聞いてたのでカウンターで立ち食い。バリスタさんがめっちゃ忙しそうでボーイ君は新人なのかめっちゃもたもたしてました。

それでトイレを借りたんですよ。前に入ってた人がなんか鍵をすごいガチャガチャやってるなーと思ったんですけど入って分かりました。

なんで内鍵がこれやねん。

これは別のレストランの鍵なんですけど、これのもうちょっと凝ったやつがついてた。

閉めたはいいけど開かないよね。知ってた。

ガチャガチャやってたら店の人が来て、なんか言ってるんだけどイタリア語なんですよね。しばらくひねくり回してたら開いたんで良かったです。

ホテルもそうだけどヨーロッパの鍵は手強いよ…。

ドゥオモの鐘楼(ベルタワー)に昇りました

その後、サンタマリアノヴェッラ薬局行ったり、

雰囲気が高級すぎて怖かったけど買い物してしまいました。

瓶入りの液体は、ヘアリンス。キャップ1杯を洗面器1杯のお湯に溶かして使うそうです。面倒くさいな、と思ったのですが「VIOLLETTA」、スミレの香りと聞いては買わずに入れませんでした。ちなみに原液はめっちゃお酢の匂いです。お湯に入れると分からなくなるそうです。40€。

歯磨き粉。10€。

っていうかこの歯磨き粉、めっちゃおすすめだった。10本ぐらい買ってくれば良かった。

なんと言ってもこのビジュアル!

洗面台が一気にヨーロッパに!!!

スースーしすぎないミントだし、研磨剤入っていないし(商品名にもなってるアイリスの粉が天然の研磨剤になってるらしい)、日本で売ってるの見かけても1本2000円とかするし、近しい人へのお土産にいいと思います。

アーモンドの保湿クリーム。一番保湿力抜群だって言ってた。32€。
これ匂いがめっちゃ好き。
アーモンドで連想するナッツぽい匂いじゃなくて、リキュールでアマレットってあるじゃないですか。あの香りがします。すき。

ちなみにこのアーモンドの保湿クリーム、日本で買うと6000円超もしちゃうみたい。

そりゃみんな並んででも買い物するわな。

サンタマリアノヴェッラ薬局は入り口入ったところに各国語の商品リストがあるんだけど、値段が書いてないんですよね。なぜ。
なので気になった商品はいちいち店員さんに値段を確認しないといけないのがつらい。

ちなみに対応してくれた店員さんは最初、英語で答えてくれたんだけど、そのうち「サンジュウニ、ユーロ」とか答えてくれだしてすごいなって思いました。
だって外国語の数字の読み方って覚えるの大変じゃない?

その後、イルミネーションを眺めつつ、18時過ぎにふらふらドゥオモのあたりに戻ってきたら鐘楼の入場待ちの列がかなり短く(50メートルちょっと)になっているのを発見。

ということで昇りました。1日でクーポラと鐘楼は足が死にました。

鐘楼も入場の手順はクーポラと一緒。ラスト間際に昇ったので降りる時はすれ違う人がほとんどいなくて快適。夜景も美しくて夜に昇って正解だったなーと思いました。

この日の晩ごはんになにをたべたのか思い出せないのですが、スーパーで買ったぶどう食べてたかも。

そして年越し関係なく早々に就寝。

ピサの斜塔は1/1もやってます

ということでピサまで足を伸ばしました。

こちらも繁忙期に斜塔に昇ろうと思ったら事前予約が必須。

ピサは前日まではキャンセルが可能です。あらかじめ9時と11時の両方で予約してたのですが、さすがに連日の早起きはつらくなってきたので結局9時をキャンセルして11時にしました。

ピサの駅前。

方角的にはずどーんと真っすぐいったところが斜塔です。

10時ごろのピサの街。まだ人出がほとんどなくて一番新年っぽい空気だったかも。

さすがに斜塔までくると観光客がいっぱいですが、それでも敷地が広いからかそれほどごみごみしてるようには感じず。

荷物を預けるところとかすぐ分かるかな、と心配でしたがすぐに分かりました。
あと予約時間の15分前にならないと荷物を預かってくれません。早く行ってもダメ。

帰りに通った別の道。こっちがメインストリートぽい。

L’Ostellino|tripadvisor

お昼ご飯は斜塔から駅に向かう途中のパニーニ屋さんでパニーニ。お店の前が小さな公園になっていてベンチもあったのでそこで食べました。
1/1ですが、朝着いた時にはピサの近くの飲食店はほぼほぼ開店しててモーニングセットみたいなメニューがありました。

でかい。でかいのはいいんですが…言っていいですか、

イタリアのパンくっそまずい

いや、昨日食べたハム屋さんの盛り合わせについてたパンは普通に美味しかったんだけどな。
なんかでかい「ふ」を食べてる気になってくる。

具のハムとかチーズとかすごいボリューミーなんですけど、両側の「ふ」に完全に負けてて口の中「ふ」の味しかしないみたいな。

最後、具だけ食べてパンは残しました。

MCF Mercato Centrale Firenze|tripadvisor

でたまたまここだけ、もしくはわたしが食べたパンだけまずかったのかと思ったんですが、この日の晩ごはんについてきたパンも「ふ」だった。

フィレンツェの中央市場のフードコートにて、「牛の頬肉の煮込み」が美味しそうだったので頼んだんですが、「パンいるかい?」って訊かれてうっかり「いる!」って言ってしまったんだけど、

ういやあ、肉の味を「ふ」が消し去ること甚だしい。ちょっとイタリアが信じられなくなりました。

思わずその場で「イタリア パン まずい」でググったよね。同志いた(ガシィッ。

こちらもパンだけ残しました。もうイタリアでパニーニは食べないことにします。パンだけドイツから輸入しよ!

フードコートの別のお店で買った前菜の盛り合わせ。こういうのは間違いないなー。

ミケランジェロ広場も人がいっぱい

中央市場で晩ごはんを食べる前に行ったのがこちら。市街地から離れてるし穴場かな、と思ったけどそんなことなかった。人でいっぱいでした。

写真に写ってるのは空いてるエリアです。この上のところは人だかりです。ちょうど暮れていく時間に手すりの一番前をゲットしようと思ったらせめて30分ぐらい前からスタンバってないとダメかも。

フィレンツェは1/1でも結構お店もレストランも開いてる

美術館や大聖堂は閉まってますが、それ以外のお店は結構普通に開いてるな、という印象でした。少なくとも食べるところに困るとかそういうことはない感じ。
ただ、COOPとかの大型スーパーは1/1は休みのようです。でも個人経営の小さな売店みたいなのは全然開いてるのでお水とか買うのも全然困りませんでした。

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