チェコのチップ制度。プラハのカフェでチップってどうやって渡したらいいわけ!?

2018年のお正月休みにドイツ乗り継ぎでチェコのプラハに行った際のあれこれです。

一人だし、食事は屋台かセルフサービスのお店かスーパーで買って済ましてたんですが、

せっかくだからカフェでお茶ぐらいしたいな

と思ったわけです。

観光地のカフェだし、ガイドブックに載ってるようなとこならなおさら英語通じるし、注文するぐらいの英語はわたしも話せるんですけど問題は、

チップってどうやって渡したらええねん…

ってことです。

もうほんと行きはよいよい帰りは怖い外国(チップの習慣のあるところの)カフェですよ。

そりゃね、一応事前情報を仕入れるためにいろいろググりましたよ!?

なんでみんな言ってることバラバラなんだよ…!

チェコはチップの習慣が根強いっていってる人もいれば、チェコに住んでるけどそんなことないっていう人もいるし、チップが必要なカフェと必要じゃないカフェがあるとかって書いてるけど、見分け方は?っていったらざっくりフィーリングみたいな。わかるか!

まあそんなこんなで調べても分からなかったので当たって砕けることにしました。

店員さん「チップいりますか?」って直球で訊いてみた

1軒目はこちら、

Café Archa Barista

ちょうど15時過ぎのお茶の時間に行ったのですが、店内空いてました。
とりあえず、日本と同じ調子で「一人なんだけど」ですが、って言ったら「だから?」みたいな顔されました。
ついでに「いっぱい席空いてるけど?」みたいな顔もされたんで、「どこでもいいの?」って言って適当な席に座ったんですが、

しまった、見える席にほかの客がいないとこ座っちゃった…

他の人がどうやって会計するのか見ようと思ってたのに。

座ってしばらくしたらオーダー取りに来てくれました。
ケーキとジンジャーティをオーダーしたのですが、「ケーキどれにする?」って訊かれたので「選んでもいい?」と言ってショーケース見に行って選びました。

チーズケーキ85CZK

ジンジャーティ60CZK

ジンジャーティって紅茶に生姜フレーバーかと思ったら、なんとブツ切の生姜にお湯をお注いだやつが来ました。
これ良い!家帰ってやろう、って思ったんですが多分やらない(生姜剥くのが面倒)。

ケーキもジンジャーティも美味しかったです。

さあ、ここからが本番です。

まずお会計どうすんだ、ってとこからです。
レジに行くのか?っていうかレジどこだ?その前にテーブルに伝票無いよね、ってことはとりあえず声かけたほうが良いってことだよね??

ちょうどボーイさんと目が合ったので、「チェック、プリーズ」っていうと伝票持ってきてくれました。

さあ、ここからが本番です。

伝票には税込み145CZKと書かれています。ちなみにボーイさんは横で待ってます。

「これってチップ入ってるんですか?」

超ドストレートに訊いてみました。

「あー…いや入ってないけど平均は10%ぐらいで…」

と言われたので、200CZK札を出して、

「20CZKバックで」

と言って20コルナお釣りをもらったんですけど、今計算したら145×1.1≒160じゃないですか。あれ、払い過ぎ??

とっさに暗算求めるの超ヤメて欲しい。

いやもうさ、チップは義務ですっていうなら税サ込にしようぜ…。

単に注文取って、サーブして、テーブル片付けて、会計しただけ、にしか思えないし、別段特別なサービスがあったわけでもないので釈然としないなー、チップ制度。

まあ、日本人だとチップ払わない人とか多いだろうし、サービスしてもなーって感じなのかもですが。(そういう意味だと、日本の旅館の心付けみたいに先に渡すのは分かりやすいよなー)

「釣りは要らねえぜ!」って言ってみた

2軒目はこちら、

Kavarna Obecni dum

オベツニードゥーム(市民会館)のスメタナホールでのコンサートの前の時間つぶしに18:30ごろに入りました。

こちらは店内激混みでした。

入口入って、で、どうすんだべ?ときょろきょろしてたらウェイトレスさんと目が合って、「中に入れ」みたいな仕草をされたので「どこでもいいのかなー?」と思いつつ空いてるテーブルを探していると、「小さいテーブルでお願い」みたいなことを言われる。

席についてメニューを開けたところで、さっそく横にケーキを載せたワゴンが(早い)。
「ケーキどう?」と言われたので、フルーツのいっぱい乗ったケーキをオーダーしつつ、ついでに「お茶が欲しいんだけど」と言うと「紅茶、緑茶、ミントティーetc…どれ?」って言われたので、「どのページに載ってる?」ってメニューのページを教えてもらったんだけど、なんかごちゃごちゃしてて咄嗟に読めなかったので、無難に、

「ミントティーお願いします」

っていうしかなかった。

これがオーダーしたケーキと、

ミントティー

ミントティーは日本だとこういう形では出てこないので良いなあと思いました。
ケーキは…上のフルーツ寄せみたいな部分はまあフルーツだから美味しかったんだけど、下のスポンジがなんか味が無いというかスッカスカでちょっと期待外れ。

ただちょうど席に着いたあたりでピアノの生演奏が始まったのでちょっと得した気分でした。クラッシックかな、と思ってたんですが(音楽まったく詳しくない)、途中、あれなんかこの曲知ってる曲…と思ったのが「枯葉」だったのでジャズだったのかもしれない。

そんなこんなでコンサートの時間が近づいて来たので、

さあ、ここからが本番です。

お客さんいっぱいだから一応注意してみてたつもりなんですが、みんなどうやって会計してるのかサッパリ分からない。

なんかウェイトレスさんが黒い財布みたいなのを持ってテーブルに行っているのはわかった。

でもそのウェイトレスさんを呼ぶべきなのか、その辺でしゃべってるボーイさんに声をかけてもいいのかサッパリわからない。

1店目のバリスタは最初から最後までボーイさん一人しかいなかったからその点迷いがなかったんだけど、こっちのカヴァーナはボーイさん、ウェイトレスさんうじゃうじゃいる。

しばらくじっとその黒い財布を持ってるウェイトレスさんを見てたのですが、遠すぎて気づいてもらえそうもなかったので、結局、近くにいるボーイさんにチェックをお願いしました。

ちなみにこの時点で財布の中には00CZK札が1枚とポケットに小銭で520CZKぐらいしかなかったので「カ、カード使えるよね!?!?」ってドキドキしてました。

レシートどっかいったので単体の値段は分からないのですが、会計は185CZK。セーフ!

200CZK渡して「お釣り要らない」にしました。

185×1.1≒203…ちょっと少なすぎた?どうなの?わからない…!

お会計してくれたボーイさんに「どこから来たの?日本?韓国?中国?」って訊かれたので「日本」って答えたら「アリガト」と言われたのでそんなに間違ってはいないのか。

いやもうほんとチップ制度勘弁してほしいわー。落ち着いてお茶楽しめないもの。

ちなみにカフェはガイドブックを参考にしました。


実は前日の夜に、国民劇場の横のCafe Slaviaに行こうとしたのですが、

店の外で待ってる人がいっぱいいたので諦めました。

プラハのカフェの朝は早い

だいたいどのカフェも8時とかから開いてるんですよね。
今回は泊まったホテルに朝食がついてたので朝っぱらからカフェに行くことはなかったのですが、朝カフェとかも楽しそうだと思いました。

年末年始、冬のチェコ・プラハ旅行のまとめwith Nikon D40