2021年年末から2022年年始にかけて北海道に行ってきたんですが、帰りの飛行機が雪で飛ばなくて帰れないかと思いました。
これまでも二度ほど12月に札幌に行ったことがあって、その時は雪の影響なんてなんも考えずにいけたので「欠航になるとかよっぽどの時デショ」ってちょっと舐めてたとこあったんですが、いや今回マジで冬の北海道、特に新千歳空港はなかなかデンジャラス!と思いました。
*もくじ*
♪ 行きはよいよい…
12/30 7:00成田→8:40新千歳(ジェットスターGK103)
前日に都内で用事があったので、今回は成田から飛びます。早朝便だったので前日は空港ターミナルに入ってるナインアワーズに宿泊しました。
夜に移動したんですが成田空港遠いね~。すっかり0時過ぎて到着したのでシャワーだけ借りて空港内のベンチで寝るなりしても良かったかもしれない。
成田のT3(LCCのターミナル)、全然期待してなかったけど普通に神戸空港よりしっかりしたターミナルでした。搭乗まであんまり時間なかったのでさっさと中入っちゃったけど、これだったらT3で時間つぶししても良かったなと思いました。
あ、あと普通のターミナルから歩いて行けるのもいいですね!(遠いけど)
はい、そしてこちらが新千歳空港。東京より日の出が1時間ぐらい遅いこともあってあまり時間が経ってる感がしない。
行きはぜんぜんオンタイムだったし、帰りもこの調子でいけると思ってたんですよね。
帰りは怖い!
搭乗日前日
まず前日の1/1の様子から。
わたしは小樽にいましてね。夕方に小樽から札幌経由して旭川に向かう予定にしてたんですよ。
この日の小樽は朝から雪が振ったり止んだり、天狗山で初日の出を拝むイベントとかやってたけど多分ご来光は見れなかっただろうなあっていう天気。
時折、陽が差したりもするんですが、
昼過ぎからこんなかんじ。
これは電車がちょっとやばいかも、と思って予定より2時間ぐらい早く移動することに。
案の定、小樽→札幌行の列車も何十分遅れとかで間引き運転。あと小樽駅の改札にも新千歳空港の発着情報が掲示されてたんですがほぼほぼ欠航。
いやいやわたし明日帰る予定だけどこれヤバない?と思って万一の時のために翌々日の飛行機の空席を探してみたんですが。もともとピークシーズンです、全部満席。
一席だけJALで新千歳→中部でクラスJ46,810円っていうのが空いてたので速攻で押さえて、その後もずーっと代替手段を調べてました。こういうときのんびり待てない性分なんですよねえ。
空が無理だったら陸路で帰るしか無いかと思って、函館まで出て新函館北斗駅から東京まで新幹線で帰ろうかなと思ったり。それも全席指定のはやぶさが仙台以西は全部埋まってたので、とりあえず函館までの夜行バスと新函館→仙台までの席を押さえたり。
あとは海路も調べたのですがこちらは毎日便があるわけではないので曜日が合いませんでした。
北海道・東北新幹線
新函館北斗駅~東京駅(3時間57分)…全席指定、満席の場合は立席特急券が発売される。
新日本海フェリー
小樽~新潟(17:00→翌09:15)
小樽~舞鶴(23:30→翌21:15)
苫小牧東~秋田(19:30→翌07:35)
苫小牧東~敦賀(23:30→翌20:30)
太平洋フェリー
苫小牧西~仙台(19:00→翌10:00)
苫小牧西~名古屋(19:00→翌々10:30)
搭乗日当日(昼)
ジタバタしても仕方がないので(したけども)、できる手を打った後はJRの運行情報と新千歳の発着情報を気にしつつラスト1日の旭山動物園を楽しみました。
旭川はめちゃめちゃ天気良かったんですけどね、、、
夕方に旭川から札幌へ移動。多分、旭川より新千歳のほうが天候が不安定ぽいんですよね。なので若干の不安をいだきつつ当初のスケジュール通り新千歳空港へ。
1/2 20:15新千歳→22:40関空(ピーチMM118)
19:00に新千歳空港についたので余裕、と思ってたのですが、そう新千歳空港はめちゃめちゃ混むんだった。。。
まず自動チェックイン機に並ぶ列と機内預けの列と保安検査待ちの列が混然一体となっていてカオス。
新千歳空港って変な作りしてるんですよね。普通、各航空会社のチェックインカウンターがあって保安検査場がまとめて1ヶ所どん!ってあると思うんですが、新千歳は航空会社のチェックインカウンターの横にそれぞれ保安検査場があるスタイルなんですよね。だから人が溢れてくるとまじでカオス。しかもでっかいどーの癖に、新千歳空港ってこじんまりしてるから、、、
いやほんと冗談でなく「○○航空の最後尾はこちら」札を作ってくれ。。。
この時点で私の搭乗予定便は「定刻20:15発が20:50発に変更になりました」とのことだったんだけど、19時過ぎてるのに「定刻19時発○○行きのお客様はおられませんかー?」ってスタッフが声かけてる状態なので、アテにはならんなと思いつつ、もともと定刻通りに飛んでも家まで帰りつけるか微妙で関空で一晩明かす心づもりもしてたので、「まあ何時になっても飛んでくれたらいいよ」と余裕ぶっていたのですが…
とりあえず保安検査を終えてセキュリティエリア内に入るも、ピーチだけでも18時発の便からずっと待ってる状態なので人でパンパン。みんな床に座り込んだりしてました。
ところでなぜこんなに遅れているかというと、他所から新千歳に来て乗客を降ろした便がそのまま折返し便になるわけなんですが、雪のため使える滑走路が少なくて新千歳に来た便が降りられないからのようでした。
22時ぐらいにやっと定刻18時発の関空行きが飛んだりしてたんですが、そんな中、
「定刻19時発関西国際空港行きMM116便は先程到着しましたがヒライのため整備が必要となり欠航が決定いたしました」
というアナウンスが。
ヒライ?そりゃ飛行機なんだから飛来するんじゃないの?え?なんで欠航??
…ってあの時待合にいた全員の頭の上に一瞬「?」が浮かんだのが見えたんですが、ヒライは多分「被雷」ですね。飛行中に機体に雷が落ちることはままあるらしいので。それにしてもここまで待った挙げ句に欠航って。
電車が遅延したときとか駅員さんに絡んでるおっさんとかよく見かけるんで、荒れるんかなと思ったんですが皆さん粛々と立ち去っていかれるのが印象的でした。
19時発の関空行きは欠航になりましたが、20時発の便は運行予定(まだ機体到着してないけど)とのことでそのまま待合で待つようにとアナウンス。
周りからは「まあピーチだからね」という空気がひしひしと感じられてたんですが、今度は定刻19時だか20時だかのANAの羽田行に「ただいま機体が到着しましたが、乗務員が国土交通省の定める飛行時間をオーバーしたため欠航となります」という宣告。いや、それもっと早くに分かってたんじゃ…
ただこれでANAは翌日に臨時便を3本増やしたようなのでさすがフルキャリだなと思いました。
これ以降もANAやJALは羽田到着後に公共交通機関が終わっているので、全員に一律現金で1万円支給とか1万5千円まで後日実費精算とかいろいろ手厚かったです。
そうこうしているうちに今度は20時発成田行きのピーチが「新千歳空港、降雪の影響で欠航が決定しました」とのアナウンスでしたが、これは多分、成田空港は24時以降の離着陸が認められていないのでタイムリミットに引っかかったんじゃないかなと思われます。
わたしが乗る予定のMM118便はというと「機体が到着後、整備が必要となる可能性があります。現時点でキャンセルを希望されるお客様は…」みたいな不吉なアナウンスがされていて気分はロシアンルーレット。あれだけパンパンだった待合がガラガラ。
この時点で翌日の空席情報を調べたら、ANAの7時発の羽田経由伊丹行き50,810円が1席でてたのでとりあえず予約。
(新千歳は24時間じゃないから不便だよなあ(※)、一旦札幌戻ってネカフェでも泊まるか…)と札幌のネカフェを調べてるところで、やっと「MM118便のお客様は1番ゲートに起こしください」と。これが23:30ごろ。
空港の職員さんもほんとだったら家に帰れてる時間なのにお疲れ様です。。。
※非常時は空港内に泊まれるみたいですね。
【大雪 新千歳で400人夜明かし】北海道全域で降り続いた雪の影響で、新千歳空港では欠航が相次いだ。18日にかけ北日本中心に大雪の恐れ。 http://t.co/Ps8SzEy0lv
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) January 17, 2015
そこから実際に離陸したのが0:20頃で関空についたのはAM2:30ごろ。途中、機内消灯されて国内線なのに国際線の雰囲気を味わえました。
深夜の関空。24時間やってる空港バンザイ!
この後、コンビニで買ったサンドイッチとおにぎり食べて、始発までターミナルのロビーのベンチで寝てました。それにしても関空も閑散としてるね。ちらりとこのまま早朝の飛行機の写真を撮って帰ろうか、とも考えたのですがとにかく眠くて眠たかったのでおとなしく始発で帰りました。
一応、今回も余裕を持って旅程組んでたんですけど冬に北海道行くときは気をつけようと思いました。