2021年8月 仙酔島で「人生感が変わる宿ここから」に泊まってきた

仙酔島リベンジ!

今年の夏はとにかく海に漬かりたくて、行ってきたのが仙酔島。県でいうと広島県。最寄りの新幹線の駅は福山駅。

実は二年前の夏にも予約してたんだけど、ちょうど台風が直撃してキャンセル食らったんですよね~。

瀬戸内海の無人島(定住している人がいない)です。
名前の由来は「仙人が酔うほど美しい島」、なんだそうな。パワースポットらしくてスピリチュアル系の人の間では結構有名な島。以前は島に宿が二軒(国民宿舎仙酔島・人生感が変わる宿ここから)あったんですが、国民宿舎の方は老朽化で閉館してました。

国民宿舎「仙酔島」閉館へ : ニュース : 広島 : 地域 : 読売新聞オンライン https://t.co/IxkKngIHM6

— ほいじんが (@garaguda) January 29, 2021

ということで宿泊したのは「人生感が変わる宿 ここから」

名前の通り、思いっきりスピ系に寄ったお宿なので好き嫌いは分かれるかも。でもご飯は美味しいしお部屋も広いし(テレビ冷蔵庫はないけど)、あとなんといっても「一人旅専用プラン」があるのが良い

お部屋。十分に広い。

バス&トイレ。

アメニティ。

ちゃんとお茶とお菓子もある。ポットいっぱいのお湯がうれしい。

オーシャンビュー。ただし天候がハイパー悪かったので意味なかったけど。

ちなみに今回利用したのは「鞆の浦に来たら鯛食べにゃあ 定番 仙酔島 鯛づくし1泊2食プラン」。

美味しい!目にも彩!!けど、最後の最後に出てきた鯛の煮つけがラスボス感すごくて、

\わしじゃあ!/

(お給仕してくれた方いわく、今日はすごく大きな鯛が入ったので、とのこと)元来、あんまり煮魚が得意じゃないのもあって、味わうよりもほんとに「やっつける」になってしまったのが残念。隣の卓が男性の一人客だったんだけど残してぽかったし。

わたしはなんとか完食したけど「ああこれがお刺身かカルパッチョだったら…」思いながら食べてました。そしたら全然、鯛めしのお代わりまでできたのになあ。

最後までブレない鯛づくし。

コロナの影響か、一人でも仕切られたお座敷に案内されたので、食事に集中できたのも良かったです。

こちらは朝ご飯。

イカのお造りやった…!と思わせといてこんにゃくだった時のわたしの気持ちを述べよ。

(魚を焼くの下手くそなので焼いて持ってきて欲しかったやつ)

デトックス洞窟蒸し風呂「江戸風呂」

そしてこちらのお宿の一番のウリは江戸風呂というお風呂。

江戸風呂は、汗と一緒に身体に溜まったものを「出す」をコンセプトにおいた、日本で初めてのデトックス洞窟蒸し風呂です。

毎朝3時から松の薪をしっかりと焚きあげ、その余熱ではいる天然のサウナには、蓬(よもぎ)、びわの葉、海藻などを入れた3種類のお風呂をご用意しています。
江戸風呂|人生感が変わる宿ここから

岩窟での蒸し風呂と海水風呂、そして世界一エネルギーの高いパワースポット大露天風呂という名の目の前の「海」に入って浄化とパワーチャージを行うというもの。

そうです、

わざわざ宿から海水浴場に移動しなくても、貴重品管理に頭を悩ませなくても「海に浸かれる」!!

これが今回このお宿を選んだ最大の理由です。ただてっきり宿の案内みて、江戸風呂で浸かる海はプライベートビーチかな、って思ってたんですよね。

どっこい普通に公共の海でした。

実は到着した日は豪雨の直後のまだ雨が上がりきっていない時で、水は濁ってるし漂着物だらけで、普通だったらまず海に入らない状態。でも、せっかくだし翌日もどうなってるか分からないしと思って海に浮かんでぷかぷかしてたら、通りすがりの観光客にめっちゃ怪訝な顔された。

あと貸してもらえる入浴着がポロシャツに短パンで、風呂だし普通にノーブラノーパン+ポロシャツ短パンだったんだけど、いや、これ海に入るなら下に水着(ビキニ)いるよな普通、って思いました。

わたしはスピ的な浄化とかパワーチャージとかは「まあそんなこともあるかもね」ぐらいなんですが、岩窟での蒸し風呂は寺社仏閣の「胎内巡り」「戒壇巡り」を彷彿とさせてなかなか趣深かったです。

茶室の入り口みたいに身をかがめないと入れない扉をくぐって中に入ると、三畳ちょっとぐらいの一面真っ黒な空間に、光源は床に置かれた明かりが一つ。洞窟内は壁から天井から真っ黒なんだけど、それは熱源が薪を燃やした後の余熱で、その炭化したススが壁から天井にびっしりついてるから。

一人でじっ…と入ってるとこわい気がするぐらい。

1日目は大雨の直後であちこちで電車が運休してるような時だったのもあったのか、2時間ぐらい江戸風呂貸し切り状態で貴重な経験が出来たと思う。っていうのも翌日のチェックアウト前にも、江戸風呂を利用したのですが、やっぱり他のお客さんと一緒になって、でグループとかカップルで来てるとまあみんな普通に喋りながら入るよね…わたしなんかは「雰囲気~~~っ」て思うけど。みんなほんとおしゃべり好きだな?

そうそう、海に浸かってる時、ばしゃーんって魚が跳ねるのが何度も見えたんだけど、一度、沖の方でエイみたいな平たい魚が飛んでるのが見えて「うお!?」ってなった。

その時は普通にすごいなー!って喜んでたんだけど、後で調べたらエイってしっぽでさされると結構大変みたいで…。エイの種類にもよるらしいんですが、瀬戸内海によくいるアカエイはこの大変なタイプらしい。侵入防止ネットとかもなさげだったんだけど大丈夫なのかな、ってちょっと思った。

翌日は雨も上がっていたので少しだけ山歩き。仙酔島は五色岩と呼ばれる、その名の通り5色の色をした岩が有名。
なんでも世界で55か所しかなくて日本ではここ仙酔島だけなんだそう。

で、普段だったら宿からは海岸沿いの遊歩道を歩いてすぐなんですが、わたしが行った時は落石の危険があるとかで遊歩道が通行禁止に。五色岩に行こうと思ったら山を越えて反対側まで歩く必要がありました。

宿の人に訊いたら30分ぐらいってことだったのでまあ大したことないっちゃないんですが、普通は遊歩道歩いてすぐそこの場所なんで、グーグルマップでナビさせようとしても山越えルートが出てこないんですよね…。

山の中もざっくりとした案内板しかないし。

しかも山道で誰とも会わない…え、ほんとにこの道であってる????と思いながら歩いてなんとかたどり着きました。

はい、これが五色岩です。

エネルギーとかわかんないんですけど、誰もいなくて良かったです。

五色岩からさらに先に行ったところにも展望台があって、どうせならそこまで行こうかと思ったんだけど、そこに続く道が….

ゴミだらけ!!!!

連日の大雨のせいかなんなのか…
さすがにこれを踏み越えてゆく勇気がなかったのでここで引き返しました。

ちなみにその先の展望台がご来光スポットなんですが、早朝、天気が良かったら日の出を見に行こうかと思ってたんだけど、いやーチャレンジしなくてよかったわ。絶対迷ってたし普通に山道じゃん…少なくとも懐中電灯はいるよね??

小さい島でそんなにやることもなかったのでお昼過ぎぐらいに本土に戻りました。対岸の鞆の浦(とものうら)はなかなか雰囲気の良い港町です。(が、わたしは尾道のほうがかなり好きかな)

鞆の浦⇔仙酔島はこちらの「いろは丸」で。

船内。

鞆の浦の乗船場。

“映え”スイーツとかいろいろあったけどそこまで食指が動かずざっと見て回って福山駅へ。
朝ご飯食べたきりだったので、プリンとラーメン食べて帰ってきました。

喫茶 ルナ 元町店

古き良き時代の純喫茶、って感じで良かったです。コーヒーが有名らしいんですが、わたしコーヒー飲めないんですよね。残念。

尾道ラーメン 一丁

普段あんまりラーメン食べないんですが、「あー、また尾道行きたいなー」とか思ってたら思わず入ってました。

仙酔島&鞆の浦のお土産

仙酔島のお土産。「人生感が変わる宿ここから」で購入した「にがり」と「塩」。

にがりの色が左右で違って見えるのは写真の加減ではなくてほんとに色が違ってます。宿の方いわく、そのにがりを作った日によって色が違うんだそうです。不思議。

塩はふつうは釜で煮るところを天日で乾燥させて作った塩。

こちらは鞆の浦のお土産。

「保命酒」というのは鞆の浦で作られている薬用酒。「養命酒みたいなものですか?」ってお店の人に訊いたら「その昔、養命酒の会社の方がここに勉強に来たそうです」って言っててこっちのが古かった。

わたしお酒も飲めないので酒粕とおちょこ買いました。