昔はひどい肩コリで月になんどもマッサージに通うような生活をしてたのですが、歯列矯正をしたお陰か、はたまた仕事がラクになったせいか、一昨年の夏ぐらいからマッサージとか整体とかそういう関係に一切行かなくなりました。
ちょいちょい調子が悪くなるのですが、エクササイズしたりとか円皮鍼とかセルフケアでなんとかなってたので、調子に乗ってこのままどこまでいけるか!?とか思ってたのですがさすがに限界にきたみたいです。悔しい…!
具体的には左肩まわり、俗に肩引きと言われるあたりがじっとしてても痛くて痛くて辛抱たまらん感じになってました。
最初のころは、痛いなーと思っても休みの日とかに一日ぐっすり寝ると痛みが消えてたりしたんですよ。
そして忘れたころにまた痛くなって、また消えて、ってのを繰り返してたんですが、だんだん痛みのある期間が長くなってきて、そのうち
*もくじ*
あれ?なんか痛くない期間のが少なくなってない?
みたいな…。
しくしく、じとーっとした痛みが肩甲骨の内側にずっと居座ってる感じでイライラするし、ちょっと泣きたくなるぐらい。
二年もどっこもいってないと行きつけのマッサージ屋さんとかもないので、なんか速攻性あるやつ!そうだ中国鍼!
と思って検索したらここがヒット。
…って、これ、肩コリがひどい時代から知ってたけど、あまりに情報が少なすぎて行くのをためらっていた鍼灸院…!
やっぱりググってみてもほとんど情報がでないんだけど、ホームページに書かれた、
「どんなひどい状態でも一回でこりを取ります。」
から目が離せない。
日本の鍼は受けたことは何度もありますが、あれも痛いときは痛いので、それより太い中国鍼はかなり不安なんですけど、
「世明堂鍼灸は、気功の原理を応用し、痛みは全くないのが特徴」
の一文に望みを掛る感じです。
ドキ☆ドキ☆中国鍼を初体験
そしてそれ以前にこの鍼灸院、まだやってるんだろうかっつう心配ですよね。
先生結構ご高齢なはずだし。
予約がいるのか要らないのかも分からなかったので、ホームページで営業時間が8:30~11:30ってなってたので、8:30過ぎに電話を掛けたんですけど、「あれ、おじいちゃん、今まで寝てた?」みたいな。
「予約した方がいいですか?」って訊いたら「いつ?」って言われたので、
「明日の9時から」って言ったら「ハイハイ」って名前も聞かずに切られたし。
電話かかってきたからしょうがないな、って感じのン年ぶりの客とかじゃないよね!?って不安を抱かえつつ当日。
いちおうちゃんと営業してそうで良かった。
(営業時間が変更になっているもよう)
ドアはフルオープン。おじいちゃんとはいえ、男の人と密室二人きりは怖いなー、と思ってたのですが、解放感溢れる感じで一安心。
ちなみに女性の助手さんもいたのでさらに安心。
でも、わたしがその日アサイチの客だったと思うんですが、先生めっちゃ朝ごはんの途中で、先生がご飯食べてるダイニングテーブルの横に座って問診票を書くという予想外の展開。
あと、鍼してもらう時は上半身まっぱでした。
終わりしなにもう一人、女性のお客さんがきて隣の施術台(ていうかふとん)に同じように上半身まっぱで寝転がってたんですが、これ男性のお客さんだとどうなるのか。
鍼をしてもらう前に助手さんが背中をほぐしてくれるのですが、脊柱起立筋を多分ヒジでほぐしてくれてるっぽいのですが、ゴリッゴリッって全然肘が中に入る気配がなかったです。「筋肉が骨みたいにガチガチになってますよー」と言われました。
やっぱり定期的にボディメンテナンスしたほうがいいなあ…。
鍼は、腰からの筋肉が固まって血流が悪くなって悪い血が肩のところに止まってるからってことで腰から肩まで多分20本近く背中に打たれたと思うんですが、そのなかで痛くて思わずビクッとしてしまったのが2か所、ずーーーーんとした痛みがあったのが1か所ぐらいで、ほぼほぼ無痛でした。結構緊張してたんですけど。
「深呼吸して」と言われるんですが、息を吐くタイミングに合わせて鍼を入れてく感じです。
最後の吸い玉ですごい有り様に。
ホントに1回で楽になった!
肝心の効果なのですが、終わった後、家に帰るまでに50%ぐらい楽になった感じで、そこからだんだん良くなって3日後ぐらいに肩の痛みが消えました。
ダメ押しで1週間後にまた行ってきたのですが、吸い玉した跡のヒドさが全然違ってて驚く。
カルテもなにもないので先生が前回のことを覚えていたのかは謎ですが、2回目の時は左の肩甲骨の周りだけ鍼を打たれました。
打ち方も初回の時は全体的にサラっと打たれた感じだったのですが、2回目は何か所かは一度打った部分をさらに呼吸に合わせて深く入れていく感じで全然ちがってました。
鍼にもぐさをつけて灸されるのですが、これも初回は割とアッサリ、ちょっとぽかぽかするかな?ぐらいで終わったんですが、2回目は「あっ…あつ、熱いんですけどおおおお」と内心悶絶するぐらいじっくり。
この鍼にお灸、熱いけど足の裏までぽかぽかしてくるので癖になります。
先生ご高齢なので心配なのですが、ぜひとも健康で長く続けていただきたいものです。