2024年のゴールデンウィーク前半は桜を追いかけて北へ。はじめましての弘前と二度目まして7年ぶりの函館。弘前→函館の移動は深夜のフェリーです。
*もくじ*
ゴールデンウィークの弘前・函館 3泊4日のざっくり旅程とかかった費用
4/27 11:45伊丹→13:10青森 JAL2153
4/29 02:30青森FT→06:10函館FT 津軽海峡フェリー
4/30 13:10函館→14:55伊丹 JAL2124
往復JAL¥36,540円
津軽海峡フェリー¥3,470円(スタンダード)
宿泊2泊 ¥16,825円
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トータル ¥56,825円
弘前と函館で1泊ずつ。どちらも東横インにお世話になりました。
東横インといえば年間通して宿泊料が変わらないのがウリだと思っていましたが、桜祭りの時期だからか4/27の弘前はシングル1泊10,165円とまさかの1万円超え!でした。函館は6,650円。4/29は船中泊。
ちなみに前回、函館2泊した時が5万ちょっとだったのでまあまあそんなものか。でもなぜか前回は帰りのJALがプレミアムクラスだったんですよね。←なぜかそれが一番安かった。
Day1-1:青森空港から弘前駅へ
青森空港から弘前駅前まではバスで移動。
今回預け荷物を作ってしまったので、バスの発車時間(13:40)に間に合うか心配だったのですが、15分かからずピックアップできてしまったので余裕でした。
普通に日中は24℃あるし空港の桜も半分緑だし悪い予感しかしない。
1時間ぐらいバスに揺られて弘前駅へ。普通に暑くて上着を脱いでたらさっそくバスの中に置き忘れる事件発生。バスの忘れ物センターがまあまあ駅から近くてよかった。といっても徒歩10分ぐらいかかるので駅前のレンタサイクルを借りれてよかった。
1日500円という格安だからかラスト1台だった。
Day1-2:弘前駅から弘前城公園へ
ホテルに荷物を預けて上着をピックアップしに行って弘前城公園へ。なんとなく弘前城って駅前にあるイメージだったんですが、駅から徒歩40分ぐらい離れてます。今回はレンタサイクルを借りちゃいましたが(忘れ物センターに行かなきゃいけなかったし)、バスも桜祭りの時期は増発してるしなんなら100円でいけるので弘前城とその周辺ならバスが便利かも。
Salon de café Ange(サロン・ド・カフェ・アンジュ)
弘前城の近くまで来たらすでに15時過ぎ。家を出る前に朝食食べた切りだったのでちょうど見かけた雰囲気がよさげなカフェに入ってみました。
この時期だし混んでるかなーと思ったら意外と席は空いててすんなり入れてラッキーと思ってたら…全然注文を取りに来てくれないし(厨房まで声をかけに行った)、アップルパイも売り切れだったしほかのテーブルには出てるおしぼりも出てこなかったりで微妙でした。とりあえずりんごのシロップ煮食べて早々に退散。
巨大アップルパイ 世界に挑戦する会
弘前城の前にある観光館の広場にも屋台出ていて、呼び込みにひかれて行ってみると巨大アップルパイなるものが。2切れ600円で売られていたので1パックお買い上げしてみたんですが…
青森のアップルパイは美味しいに決まってる!思っていた時期もありました。そうアップルパイを食べる前まではね。
パイ部分がもっさりしてるのは専門店じゃないしまあしょうがないかなと思うけど、そもそも中のリンゴが水っぽくてべちょべちょ。味も薄くてリンゴ部分すら食べるのも苦労した。1日が終わってわっくわくでホテルに戻ってこのアップルパイを食べたときのガッカリ感お分かりかしら。
マクドナルドのホットアップルパイもヤマザキのアップルパイも100円ちょっとなのに普通に美味しくて天才だと思いました。
弘前城 三の丸追手門
さて、レンタサイクルを観光館に返却して弘前城へ。
しだれ桜や八重桜はまだ咲いているのですがいかんせん数が少なくて、やっぱり迫力に欠けるんだよなー。
有名な「ハートの桜」も発見!したけどすっかり「ハートの葉桜」になってました。とほー。
公園の中ほどに近づくと屋台がいっぱい。
通りすがりに「つぶ貝」の文字を見つけてご入店。
じゃんぼ味噌おでん(200円)と、
つぶ貝1個300円。
こんな屋台もありました。20年ぐらい前はまだ見世物小屋とかありましたよね。ただしなぜか大音量のマツケンサンバがかっている。なぜ?
弘前公園 西濠
こちらも写真でよく見る川沿いの桜並木。こちらもすっかり緑が多くなっちゃって。とりまここで夕暮れ時を待つことにします。
ほぼ葉櫻になっていてもライトアップされると、なぜか満開の桜に見えてしまうイリュージョン。
TikTokの化粧のビフォーアフターぐらいすごい。
Day1-3:弘前レンガ倉庫美術館経由でホテルまで
帰りは弘前城公園の中を抜けて、弘前レンガ倉庫美術館へ。
ここのドーナツ屋さんが外側サクサクで予想外に美味しかった。夜はアップルパイが待ってるから、と思って1個だけにしたの思い返してももったいない。
ソメイヨシノが終わったこの時期、ぐるっと見て回った中では東門の枝垂れ桜が一番きれいかも。
東門からレンガ倉庫美術館まで徒歩20分。バスなども通ってないのでてくてく歩きます。(※レンタサイクルは17時までなので返却済み)
レンガ倉庫にたどり着くまでにもところどころに素敵建物があってなかなか楽しく歩けました。函館の教会群を思い出します。
弘前れんが倉庫美術館
すでに展示時間は終わってたけど、ロビーにはまだ入れたのでトイレを借りてあと写真だけ。
またまた20分強あるいて駅前のホテルへ。
インドネパールキッチン プルナ 弘前駅前店
駅まで戻ればなんかご飯食べれるところあるだろう、と思ってたけど21時を過ぎると開いているのは居酒屋ぐらい。コンビニ飯にするか、と思ってたところホテル横のインド料理屋屋さんに「スープカレー」の文字を見つけたので入ってみました。
青森まで来てインドカレーかあ、と思ってましたがアスパラ、いんげん、ブロッコリー、なす、じゃがいも、レンコン、かぼちゃ、たまねぎ…と野菜たっぷりで意外といいチョイスだった。
Day2-1:桜を求めて岩木山へ
朝ごはんは東横イン飯でさっくりと。リンゴジュースがあったのが青森っぽい。
昨日の時点で2日目は漠然と、朝一番でレンタサイクル借りて朝の弘前公園を一回りして、りんご公園に行って、Googleマップで評判の良かったてんぷら屋に行って、時間があまったらレンガ倉庫美術館の蜷川実花展でもみて…とか思ってたのですが、東横インの客室に置いてある情報誌「たのやく」の岩木山ふもとの桜並木の紹介をみて急遽行先変更。岩木山へ向かうことへしました。
7:10のバスには間に合わなかったので、9:10のバスで岩木山方面へ。片道1000円ぐらいかかるところ一日乗り放題1000円のパスがある!ラッキー!と喜んだのもつかの間、
IC搭載型のパスなんですがなんとICOCAには対応してないとのこと。乗車時にバスの運転手さんに申告する形だったので気づいたときにはどうにもならず悔しい思い。「ご案内」に書いといてくれたら20分ぐらい待ち時間あったからなんとかできたのに。
ていうか、関西からもそこそこ!人がきてるので!ICOCAにも対応してください!!
さて、1時間ほどバスにゆられて山の方へ。ただ下のほうは思ってたよりも散っていたので、当初下車予定のバス停(清水湖)を乗り越してスカイライン入口まで行ってきました。
枯木平線スカイライン入口バス停付近
スカイライン入口~嶽温泉の間の県道わきにはまだ雪が残っててびっくり。
そうそうこれが見たかったやつー!
ついでにその辺い生えてた水芭蕉。
桜並木は何キロも続いてて行けるところまで歩いてみたい気もしましたが、近くにトイレが見つからなくて断念。
嶽温泉
トイレはスカイライン入口から二つ手前のバス停「嶽温泉前」にありました。
温泉郷ですが、ものすごくこじんまりしててバス停前に食堂とお土産物屋さんが2、3軒あるぐらい。5分ぐらい歩いたところに足湯(さんぽ館)があったみたいなのですが、その場では気づかず立ち寄ってません。
Day2-2:弘前りんご公園
またまたバスで1時間揺られて弘前市内へ。ちょっと気になってた「弘前りんご公園」へ行ってみようと弘前城でバスを降りるも乗り換えチャレンジ失敗。2時間に1本しかバスが無いってどうゆこと?レンタサイクルも全台出払ってるしでしょうがないからてくてくてくてく40分ほどかけて歩きました。
で、やっとこさで着いたりんご公園なのですが…正直なところ車があるとかレンタサイクルがあるとかちょうどいいバスがあるとかじゃなかったら少ない観光時間の中で無理してまで行くところでもないかな。
景色はめっちゃいいし、
ゴザをもってピクニック、とかは気持ちよさそうだけど。
りんご畑。なんかデジャブあるなーと思ったら、そういや長野(小布施)行った時にさんざんりんご畑の間を歩いたんだった。
さすがにまた40分歩くのはきつかったので、帰りはバスに乗ろうと思ったら滞在時間が40分ぐらいしかなかったので、とりあえずカフェでアップルパイを食べて、園内をざっと見渡して帰ってきました。
カフェのアップルパイメニュー。
タムラファームのキャラメライズ。これはオーソドックスなアップルパイで普通に美味しい。
洋菓子工房ノエルのは真ん中がゼリー寄せになっている変わりダネ。りんごゴロゴロで食べ応えあったけど、個人的にはゼリーはいらんかったかも。
Day2-3:ダメ押しの弘前城
東門の枝垂れ桜を昼間に見ておきたくて最後の最後にもう一度弘前城へ。結局、弘前城そのものは今回見てないです。
うん、やっぱりここの枝垂れ桜は迫力があります。
Day2-4:弘前駅から青森駅へ
ホテルで荷物を引き取って、青森駅へ向かうべく弘前駅へ。結局いろいろお店は調べてたけど、あんまり青森っぽいもの食べてなかったんので駅の売店で見つけたイガメンチを食べる。
電車の発車ベル?メロディー?が津軽三味線でした。
青森でフェリー待ちが6時間ぐらいあるので「そうだ、津軽三味線を聴ける店にいこう!」と思い立ってよさげな店を調べて、青森駅についてお店に電話をしようとしたところで定休日なことに気づいてガッカリ。
a la ringo(あら、りんご) A-Factory店
なんだか他のお店を探す気分でもなく、とりあえずA-Factoryでアップルパイ買ってもうネットカフェへ向かうことにします。
今回、食べた中でここのアップルパイが一番おいしかった。やっぱりアップルパイは紅玉に限るわー。タルトタタンは正直期待したほどじゃなかったけど、これも紅玉のやつ食べてみたい。ちなみにこのお店、青森のほかは大阪と神戸に店舗があります。やったね!
快活CLUB 青森西バイパス店
バス停まで10分歩いてバスに乗ってまた10分歩く。正直暮れなずむ知らない街を歩くのはそれだけで楽しい…荷物が無ければね。
ここまで歩いて席が無かったらどうしよう、とちょっと思ってたけど郊外型の大きな快活CLUBでその心配はなさそう。
周辺にはマクドナルドやびっくりドンキー、かつやにラーメン屋などなどあってもし快活CLUBがいっぱいでも困ることはなさそう。ネットカフェで買ってきたアップルパイを食べて、シャワーを浴びて仮眠。やっぱりお腹が空いたのでびっくりドンキーでハンバーグ食べて0時前にチェックアウトしました。
Day2-5:津軽海峡フェリーで函館へGO!
ちなみに青森⇔函館間のフェリーを運航しているのは津軽海峡フェリーと青函フェリーの2社あります。青函フェリーのほうがちょっとだけお安いんですが、函館についてから最寄り駅までの距離が津軽海峡フェリーの方が徒歩10分分、近いです。
快活CLUBから青森フェリーターミナルまで歩いて移動
フェリーターミナルまで徒歩40分。真夜中に知らない土地の真っ暗な道を歩くのはなかなかにスリリング。最初の3分の1は住宅街だったからまだ安心。
その後は幹線道路沿い。こういう人通りのないところって変質者が出やすいんですよね。防犯部ブザー持ってくれば良かったな。
青森フェリーターミナル
警戒しながら歩いてたのでターミナルが見えた時はほっとしたけど、ターミナルの敷地に入ってから建物までが遠い&人間はどこを通れば正解なのかわからなくて戸惑う。
入口発見。
チェックイン機で搭乗券を発券。
2Fの待合室でしばし休憩。
この時間(午前1時前)だし、95%車で渡る人たちばかりなので、待合ロビーには私含め3、4組しかいませんでした。そしててっきりこの建物からボーディングブリッジを通って船に乗り込むものだと思いきや、乗船口までバスで送迎です。
AM2:30出航なので2時ぐらいまで待合室で寝よっかなと思ってたんですが、2時前ぐらいにロビーに集合するようにアナウンスがかったのでマジ寝してたら危ないとこだった。どおりで予約票に「40分前にはチェックインしておくこと」ってなっていたわけだ。
津軽海峡フェリー「ブルールミナス」
バスを降りて徒歩で船へ。でっかいどー!
船内廊下。わたしのお部屋は一番安いスタンダード。
スタンダードはこういうカーペット張りのなにもない部屋です。ドアもない。ここはレディースルーム。貸し切りになるかなと期待してたんですが、こんな夜中に女一人(もしくは女同士)でフェリーにのる物好きがわたし含めて5人はいましたね。
夜中なのでみんなすぐに横になってたので、とても静かではあったのですが、電気が煌々と点いたままなのでアイマスク持ってくれば良かった。あとエア枕。適当に上着を畳んで枕にしましたが、床に寝転がると「ぶおーん」っていうエンジンの振動がつたわってきてわくわくしちゃう。(寝れん)
そしてここで一つ大きな誤算が。なんと、安全上の理由で夜はデッキに出ることができないそうです。まじでかー!日の出をデッキから見ようと思ってたのにーーーーー。そうと知ってたらビューシートをとったのに…と思ったけど、あっちはあっちで夜中ブラインドを上げれないみたいなのでどっちにしろ無理だったかも。
スタンダードシートの両側には外が眺められるフリーの席があって、こちらは夜中もカーテン開けっ放しでしたが、
いかんせん窓が汚い(涙)。
朝4時半からいちおう日の出チャレンジはしてみましたが、雲が厚くて撃沈。
その他の船の設備はこんな感じ。
- シャワー室
大浴場があるフェリーもあるみたいですがこの船はシャワーだけでした。
- キッズルーム
- ゲームセンター
- 軽食&ドリンクの自販機
- 電子レンジ
- 売店
一応売店もあったけど、出航後30分だけしか開いてなかった。