2024年末は台北経由でフランス一人旅-DAY5:元日のパリ観光(ノートルダム寺院|モンマルトルの丘|凱旋門|エッフェル塔など)

2024年末は台北経由でフランス一人旅-DAY4②:大晦日のパリ観光(不思議のメダイ教会|サンシュルピス教会|ルーヴルピラミッドなど)

あけましておめでとうございます!8時前だというのにパリはまだまだ夜です。

本日のミッションはざっくりノートルダム寺院とモンマルトルの丘です。

DAY5-1:ノートルダム ~ オルセー ~ モンマルトル

8:00 Cathédrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)

ノートルダム寺院は二日前からネットで予約ができるのですが、すっかり忘れてたので元旦の朝イチを狙っていくことに。昨晩はカウントダウンのドンチャンできっと朝寝して人も少ないはず!という淡い期待。

この時間でもまだ真っ暗。
思惑通り並んでいる人はおらず、そのままスルーで中に入れました。

年末年始という特別な時期だからか?こちらもミサの真っ最中。ですが観光客も普通に入れてもらえました。

有名なバラ窓を見たいなーって思ってたんですが外が暗いせいでステンドグラスの模様も真っ暗。まあそうだよな。誤算。逆に中が明るいから外からなら見えるかも、と後で回ってみましたが無理でした。うっすらこんな感じ。

礼拝堂内は広いけどなんというか整備されすぎてて、正直これといった感慨もわかずでした。

一般公開はされるようになったけど外はまだまだ工事中。

ぐるっと周りを歩いているときに出くわした銃を持った兵隊さん。そういえば以前イタリアに行った時は地下鉄とかでもバンバン見かけたけど、フランスではここぐらいでした。

そろそろ立ち去ろうかとカメラを仕舞ったとたん陽が差して慌ててカメラを取り出す。

今回パリで見た一番美しい景色かも。このまま晴れてくれるかも、と期待したけどすーぐまた曇ってしまいました。ちぇっ。

あとパリはこんな風に錠前がかけられてるところを度々見かけるんですが、マリーアントワネットの旦那の呪いかなんか??

このままモンマルトルに直行してもいいけど、そこまで急がなくてもいいかなと思って先にオルセー美術館にいってみることに。

今日も昼まで無料開放のメトロでも良かったんだけど、せっかくなのでセーヌ河沿いを徒歩で。

街中はまだまだひっそりしてました。

9:15 Pont des Artsポンデザール)

数メートル歩くごとに写真を撮りたくなるのでなかなか進まないんですが、ひときわ目を引いたのがこちらの橋。

9:30 Musée d’Orsay(オルセー美術館)

オルセーも大晦日の夜更かしで朝イチなら人が少ない可能性も微レ存…?とうっすら期待して行ったのですがそんなわけなかった。

ということで美しい外観のみをカメラに収めて退散。

わたし的には十分ですよ。

10:30 Institut du Monde Arabe(アラブ世界研究所)

戻りはメトロを使ってまたまたノートルダム寺院まで。そこから今度はオルセーと反対方向に歩いてアラブ世界研究所へ。

今度は川べりに降りてみました。

石畳がかなりがたがたしてるけど、ここでもジョギングしているひとが。うーん、ガイジンの身体能力ってこういう所で鍛えられてるのか。

こちらの特徴のある建物がアラブ世界研究所。

ここの屋上はパリの街並みが見渡せるスポット&無料のトイレもある、ということでやってきたのですが、近くにメトロもPERの駅もないのが玉に瑕。ギャラリーラファイエットとかが開いてたらここはわざわざ立ち寄らなくてもいいかもです。

着いたところ人がいなさ過ぎてやってないんじゃないかと心配になりましたが開いてました。

そして入口でセキュリティチェックが必要。予想してなかったので着こんだ上着を脱いだり着たりにてこずってしまった。

エレベータでLOOFTOP(屋上)と書かれていた7Fに辿り着くも、外に出れるドアがない、だと!?

本来ならこの階にはカフェがあるんですが本日は休業。もしかしてカフェがやってないと外に出れないのでは…?とスマホで旅レポを漁っていると、同じように屋上目当てのマダムがやってきて二人でそのあたりのドアっぽいところをガチャガチャやりながらぐるぐる回ってみる。けどやっぱり外に出れるドアは見つからない。

わたしは諦めてそろそろ降りようかなと、とりあえず見つけたトイレに行って出てきたら、なんと先ほどのマダムが外に出ている。えっ、どうやって??と思って辺りを見回してみるとカフェの手前のガラスの引き戸が開いている。

マダム曰く、スタッフらしき人と行きあたって訊いてみたらここ開けて出れると教えてくれたとのこと。戻るときは扉を閉めてね、といい置いてマダムは一足先に降りていきました。

今日は閉まってたカフェ。

とりあえず写真撮ったら今度こそ向かうはモンマルトルの丘。列車に乗るためにまたもやノートルダム寺院まで戻ります。よく考えたらこんなに前通ってるなら途中でもう一回寄ってバラ窓見てくればよかったな。

これはSaint-Michel Notre-Dame駅の入口。パリの所々でみかけるアールヌーボーのエントランス、なんだか不思議な植物というか生き物みたいでカッチョイイ。

11:40 Paris-Nord(パリ北駅)

で、なにも考えずGoogleマップのナビが示すとおりに進んでいったら、治安が悪いと評判のパリ北駅から25分ぐらい歩いていくコースになってしまいました。コレ、旅行の終盤になって気づいたんですが、ナビの設定がPER線優先になってたんですよね。そんな設定があるとはつゆ知らず。通りでなんか変なルートばっかり提示してくると思ってたわ。

パリ北駅付近は確かに「花の都パリ」という感じではないですね。「洒落た」感じはなく「雑然」とした雰囲気。でも誰かに声をかけられたり付きまとわれたりとかもなく、普通にスマホのナビを見ながら歩いてました。ま、元日の午前中だったからかもしれませんが。

見えてきたサクレクール寺院。
この辺りにくると観光客も増えてきてホッと一息。

12:00 Montmartre(モンマルトル)

これがモンマルトルの丘かあ。

丘を上っていく手前のところにあった年代物っぽいメリーゴーランドを眺めつつ、持ってきたカロリーバーとお茶で一休み。いやほんとフランス人、メリーゴーランド好きすぎるやろ。

丘を登って、さらにサクレクール寺院へは参道っぽい坂をあがります。人混み具合といい初詣っぽい。

12:20 Basilique du Sacré-Cœur de Montmartre(サクレ・クール寺院)

辿り着いたサクレクール寺院ですが年末年始だからかまたミサに行き当たっちゃった。入場待ちの列がぐるっと200メートルぐらい伸びてたので中に入るのは断念。

建物の側面までぐるっと人の列。

まあ神父様の祝福の様子とか初めてみたのでヨシとしよう。

12:45 Église Saint-Pierre de Montmartre(サン=ピエール教会)

サクレクール寺院の近くにあった教会。こちらは空いていたので入ってみる。

こじんまりとしてるけど美しい聖母様?聖女様?の像が印象的だった。

前庭にある屋台?も目を引きました。アルコールが飲めたらヴァンショー(ホットワイン)とか飲みたかった。

Place du Tertre(テルトル広場)

似顔絵かきで有名なテアトル広場とその周辺は結構な人混み。

なのでさっさと下山しようと思った時に、カフェのテラス席でアツアツのオニオングラタンスープをふーふーしている観光客の姿が…!

13:15 Le Sabot Rouge

メニューが表に出ていたので確認してみたら、オニオングラタンスープが9ユーロ弱。結構でかいカップだしこれは行っとくべきでは??

ということで勇気を出して入ってみました。無視されたらどうしようとか、店員さんに気づいてもらえなかったらどうしようとか考えてしまうのでお店に入るのってめっちゃ緊張する…!幸いなことにバッシング中のウェイトレスのおねえさんとすぐに目が合って(このテーブル片づけるからちょっと待って)みたいなジェスチャーされてホッとする。

このお店、なんと猫ちゃんがいました。最初ぬいぐるみかなにかかと思ったのですが、う、動いた!ほんものの猫ちゃん!猫ちゃんん!

じっと見てたらちょっとだけご挨拶に来てくれたのですが、すぐまた定位置に戻ってしまった。でも猫ちゃんがいるだけでいい店認定。

オニオングラタンスープと無料で出てくるパン。飲み物はカラフドゥー(水道水)。トイレに行きたくなるから取水制限中だし。

これで8.6ユーロ。これはまあまあ良かった。(ねこちゃんで+10000ポイント)

なんかフランスのカフェは最初から最後まで担当するウェイター(ウェイトレス)さんが決まってる、みたいなことをあちこちで見聞きするけど、ここは席に案内してくれた人とオーダーを取りにきた人は別でした。

混んでるお店だから猫ちゃんは名残惜しいけど、サッサと食べてトイレを借りたらサッサと出ます。

丘を下っていくと焼き栗の露店を発見。

パリの街中でもあちこちで焼き栗売ってるのを見かけたけど、こんなに大規模じゃない。うーん、この店構えは食べてみたくなる。5ユーロの小袋を購入。

14:05 Le mur des je t’aime(ジュテームの壁)

ほどなくして有名なジュテームの壁が。

ベルリンの壁みたいなの想像してたけど、実際は民家?の壁。意外とこじんまりしてた。

さっき買った焼き栗を食べながら歩いてるとやにわにお腹がぎゅるるっと。さっきカフェ出たばかりなのにタイミング悪い。来るならさっきカフェにいた時に来てほしかった…。残りの栗をカバンに突っ込んでとりあえず駅に向かって急ぎ足。そこまで切羽詰まってないけどどっかでトイレに行きたいぞこれは。

カフェを探すか公衆トイレを探すか…とここで思い出したのが昨日も行った不思議のメダイ教会。今日は絶対ミサとかやってるだろ。と念のためホームページで休館の案内が出てないことを確認。行って閉まってたらカフェ入ろう。ということで近場のメトロの駅へ。

アベス駅。こちらもアールヌーボーなエントランスが素敵だけど、お腹のことがあるからあんまりゆっくり見てられない。

ところでこのアベス駅、螺旋階段をこれでもか、と降りなければならない。

14:40 Chapelle Notre-Dame-de-la-Médaille-Miraculeuse(不思議のメダイの聖母の聖堂)

なんとかお腹をごまかしつつ、無事、奇跡のメダイ教会でトイレも借りれて、昨日ミサであんまり写真撮れなかったのでもう一回礼拝堂にも行ってみた。

DAY5-2:エトワール凱旋門 ~ エッフェル塔

夕方からはエトワール凱旋門とエッフェル塔という王道中の王道の名所へ。

15:40 Arc de Triomphe(エトワール凱旋門)

まずは凱旋門。

近づくと…でっかーい。

 門の下にはモニュメント。Ici repose un soldat français mort pour la Patrie — 1914 – 1918(ここに国のために死んだフランス人兵士が眠る1914-1918)

ということで正面からは通り抜けれませんが、横からなら通り抜けることはできます。

凱旋門は車道のど真ん中に建ってるので、車が切れそうなタイミングを見計らって渡るしかないんですが、車がちゃんと途切れるタイミングなんてないのでそれなりに強引に渡る必要があります。一人だと危ないのでグループとか家族連れとかが渡り始めるのに便乗するのがコツ。

門の向こう側の景色もなかなか。道の向こうに摩天楼。

そして突然の馬。観光馬車のようです。

コンコルド駅

メトロの駅は(全部じゃないけど)それぞれ特徴的でみてて楽しい。これは凱旋門の最寄り駅のコンコルド駅12号線のホーム。

同じコンコルド駅でも線によってデザインが違う。これは多分8号線。

16:30 Tour Eiffel(エッフェル塔)

凱旋門の後はエッフェル塔に移動。最寄り駅はビルケム。
メトロ6号線ですが地上にある駅。ここもデザインが特徴的。

ホームの反対側。

改札の外。

塔まではちょっと距離がある。

エッフェル塔の足元にはクリスマスマーケット。

相変わらず客が少なくて心配になる。

エッフェル塔の足元まできた。

どうせなら普通のエッフェル塔とライトアップされたエッフェル塔とシャンパンフラッシュが見たい。

ワンチャン17時からライトアップあるんじゃ…と期待して30分ぐらい塔の足元で待ってたけど、さすがに暮れ切ってからみたい。

エッフェル塔の足元のベンチに座ってたのですがさすがに日が暮れてからじっとしてると寒い。あと人通り多くて落ち着かないので移動しがてらゆっくり見れそうなところを探すことにしました。

口コミでは徒歩30分ちょい離れたチュイルリー広場からも結構きれいに見えるということだったので、そこまで歩こうかなと思ったのですが、移動を始めてすぐの川を渡ったところでいい感じの広場を発見。持っていた予備の防寒着を全部着こんでそこのベンチで1時間待機。寒かった…。

やっと始まったシャンパンフラッシュ。5分ほど続くらしいのですが、ずっと同じ繰り返しなので結構飽きる。いい加減寒さも限界だったので5分終わり切る前に離脱。

宿に戻る前に、晩ご飯と明日の朝食を確保するためにモノプリへ。宿のもよりにもあるけど、都会の方が開いてる確率高いだろうとエッフェル塔から歩いていける店舗へ向かったのですが…はい、閉まってましたー!グーグルマップの営業中にまた騙された…。

これはモノプリへ向かう途中の街角からのエッフェル塔。

18:20 Boulangerie Malineau

外したモノプリからとりあえず最寄りの6号線の駅、パッシー駅に向かう途中で見かけたパン屋さん。

普通に明日のパン…バゲット的なやつを買おうとしたところで、薄切りのりんごが敷き詰められたタルトと目が合ってしまった。直径15㎝ぐらいだったので今日明日で食べたらいいよね、とお買い上げ。

リュック、カメラバッグにケーキの箱を両手で捧げ持ってメトロへ。ところで乗った電車が途中で緊急停止して、止まった瞬間車内の電気も消えてびっくりした。2、3分で動き出したので良かったけどほんと状況分からないから、長距離移動でこういうのに当たらなくてよかった。

宿の近所のモノプリは営業中で、最初からこっちにくれば良かった~、と思いつつも両手がふさがっているので一旦宿に荷物を置きに行って急いで戻ってくる。
昨日は閉店間際の駆け込みだったので、今日はちょっとゆっくり見れるかな…とお土産になりそうなものを物色しようと店内を見回り始めたところでまたしても警備員さんから追い立てられてしまいました。

DAY5-3:帰宿

今日は買ってきたケーキに昼間の焼き栗の残り、昨日買ったハムとヨーグルトもあるし、とリンゴしか買って帰らなかったのですが、なんと、冷蔵庫に入れておいたハムとヨーグルトが無くなってる!ちゃんと名前と日付を書いたシールを貼ってたのに…!!

冷蔵庫を上から下まで3回ぐらい確認したけどやっぱり無くて、そういやこのホステルの口コミに「冷蔵庫に入れていたものを盗られた」って書いてる人いたなー、などと思い出したり。

どっちも1ユーロぐらいのものだし、スタッフに言ったところでどうなるものでもないのでそのまま泣き寝入りしたけど悲しい。特に、ハムは唯一の塩味として楽しみにしてたのに。。

買ってきたケーキは甘さ控えめ。でも「めっちゃおいしーい!さすがパリ」とかって感激するほどではなかった。

2024年末は台北経由でフランス一人旅-DAY6:雨のパリ(オペラ・ガルニエ|パッサージュ巡り|バター購入など)

台北経由のフランス旅行の動画はこちら