きっかけはこちらのツイート。
陳情令オススメしてくれた確かな筋が口々に『50話あるけど10話』って言ってて一体…彼女たちは何言ってるんだ…エントロピー…と思ったんだけど本当に50話あるのに15話しかなかった。なんなら300話あっても全20話だったと思う。特に後半は1話45分も無かったよね。1話10分だった。
— えすきち (@flowertoman) August 1, 2021
陳情令は中国の小説「魔道祖師」が原作の中国ドラマ。
実はちょっと前にアニメ(日本語吹替版)がAmazonプライムにあがってたのを見てみたことはあるんですが一話で挫折したんですよね。まず登場人物の名前が覚えられなくて。
なのでどうかなー、って思ってたんですけど、エントロピーの崩壊とまで言われたら気になっちゃうじゃないですか!
残念なことにアマプラのラインナップには陳情令ないんですが(注:2021年10月にラインナップに追加されました!)、dTVにありました。ヤッター!!550円で50話みれる!一話で挫折してもこれなら悔いはない。
っていう軽い気持ちで見始めたんですが、
*もくじ*
6日で陳情令50話完走しました
dTVの契約をしたのが9/5。
50話見終わったのが9/11。
あれ?….1週間たってない….?はっ、これがエントロピー…!?
いやあ陳情令はまじでエントロピーが崩壊しますね。
ほんと中盤から一話10分だったし後半は5分だった。
(まあ等価交換で睡眠時間が犠牲になったわけなんですけど)
そっから、
・原作小説の日本語訳を四分の三読了(電子書籍4巻まだなんですよね早く出ないかな!)
・アマプラでアニメ版見れるとこまで
・腾讯视频(中国の動画配信サービス)で「陳情令」2周め ←いまここ
なんですけど、いや中国の動画サービスってすごいね。
公式でスクショボタンがある!下のボタンなんか30秒までの動画の切り出しができちゃう。
わざわざ中国の動画サービスに登録したのは、まったくはかどらない中国語のお勉強の一ミリでも足しになれば、って思ったから。
(¥「陳情令」は時代劇だから中国語の勉強には向いてないよ、って言われると思うんですが、正直まだ中国語の雰囲気に慣れましょうの段階をクリアしてないんですよね。(週1回のレッスンのその時しか勉強しないんでそりゃ上達しないだろ)
とりあえず漢字の読み方一つでも覚えられたらいいかな、って思ってるですが、現実は3文字以上は目が滑ってむりwww。
ドラマ「陳情令」の勝手なおすすめ
ドラマ版はいきなり悪魔城の決戦みたいな場面から始まって、シリアスに殺し合いしてるんですけど、
「お前ら誰?」って感じだし、主要人物は画面に名前がでるんですけど当然覚えられるわけなくてこの先大丈夫かな、ってだいぶ不安になると思うんですけど大丈夫です。なんならわたしは3話ぐらいまで誰が誰かわかってなかったんですけど大丈夫でした。
主人公。魏無羨(ウェイウーシェン)
家族からは阿羨(あーしぇん)って呼ばれるし、他には魏嬰(うぇいいん)って呼ばれたり夷陵老祖(いーりんらおずー)って呼ばれたりもする。
中国の名前の呼び方って馴染みがないから慣れるまで「誰のこと?」ってなる。
「病み上がりで腕が上がらないからお口拭いて」ってお姉ちゃんに口元拭ってもらってるところ。普通にかわいくて困惑する。
わんこ。元気でひとなっつこい子犬。でも頭は相当切れるし腕も立つ。天衣無縫、物怖じってなに?弱きを助け強きを挫くまごうことなきヒーロー、なんだけど…。余談だけど本人は犬が怖い。
主人公その2。藍忘機(らんわんじー)
藍湛(らんじゃん)、含光君(はんごんじん)とも。
とりあえず表情筋が死んでる。死んでるからこそほっんとに僅かな動きで感情を表現するのすごいなあって思う。
後半とかもう雰囲気だけで「とても心配(魏嬰が)」って顔に書いてあるのが見えるから。演技力に脱帽。とにかく美人。どのシーンでも唇がめちゃきれいなんですけどどうやってお手入れしてるんですか教えて含光君!
ところでわたしは含光君の声がとても好きなんですが、中国のドラマは基本的に声はあとから声優さんがアテレコしていると知って複雑な気持ちに。
いや、だって「この俳優さんいいなすごいな」って思うのって声の演技もコミじゃないですか普通。なのに中国ドラマの場合は「この俳優さんすごいな」って思ってももしかしたらセリフまわしはグダグダかもしれなんですよね。逆に言えば演技は演技のプロが、声は声のプロが、っていう分業は最強かもしれないですが、気持ち的に慣れない…。
画が美しい
とりあえず最初のうちは上の二人ぐらいしか見分けつかない状況でも大丈夫。
画の美しさにつられて見進めているうちに自然と他のキャラも頭に入ってきます。
お袖のひらひら、実際戦うには邪魔だと思うんだけど舞のようで美しい。
はー、美しい。
たぶん知ってたほうが良いドラマの世界観
みんな知ってるやろ、っていう体で進められるんですけど、主人公を含めこの物語を引っ張っていく方々は只人(ただびと)ではありません。
幼い頃からお山(仙門)で修行して、体の中に金丹を作り出し(結丹)、それによって霊力を使うことができるようになった仙師と呼ばれる人々です。修行で霊力を高めることによってマトリックスみたいな動きができたり霊剣を使って空を飛んだり(御剣)、とても長生きすることができる様になります。
あと、化け物や妖が普通に存在している世界です。仙師はそれらを退治して一般の人々を守るのが義務のようにになっていて、その化け物退治のことを「夜狩」と呼んでいます。
仙門百家、といわれるように大小さまざまなお山があるんですが、その中でも五大仙門が温氏(うぇんし)、江氏(じゃんし)、藍氏(らんし)、金氏(じんし)、聶氏(にえし)で、魏無羨は江家の、藍忘機は藍家の仙師です。
今現在、仙門のトップ(仙督)は温氏なんですが、っていうところがベースになってるお話です。
多分、中国には「仙師」「仙」についての共通認識みたいなのがあるんですかね。(吸血鬼は日光が苦手で…みたいな)
魔道祖師/陳情令 原作とドラマとアニメと
原作は神━━━━━━━━!!
ほんとこの物語を産み出してくれてありがとうございます。(五体投地)
そしてアニメとドラマなんですが…
ドラマはBLではなくブロマンスに留めてるってところは置いておいても、アニメもドラマも両方ともまったく原作どおりにストーリーが進んでいく、というわけではありません。
起こるイベントは同じでもそこに登場する人物が違っていたり、時系列が違っていたり。
ドラマ「陳情令」は主人公を取り巻くサブキャラクターへの肉付けがよりしっかりされた感があって、わたしは今のところ「ドラマ押し」です。
アニメの方は「ああ~なんでそこ削っちゃたの??」という部分が結構あるのと、日本語吹替版を見てるのですが「忘機の声はドラマの方が良かったなー」って毎回思っちゃうんですよね。中国語版で見てみたら印象変わるかも。
2021年10月からアマプラで「陳情令」みれます!
え?!!!世界一面白い仙人ドラマ『陳情令』が10月1日からアマプラに!?!!!?!!!?!!!!!?!!!(大音声)/「Amazon Prime Video」10月の新着コンテンツ発表 https://t.co/uD8BfE7Fup pic.twitter.com/8lz8yBPRGO
— まっくるG (@macletan) September 29, 2021