高所恐怖症だけどカッパドキアで気球に乗ってきました!

今年も年末年始、海外旅行に行ってきました。
今回はトルコ!!!

カッパドキアで気球に乗ってきました!!

カッパドキアの気球は有名ですが、行けばいつでも気球に乗れるわけではありません。
一番の敵はそう…天候。特に「風」!!

実際わたしも気球に乗るまで2日待ちました。

気球は人気のアクティビティというこで、旅行を決めて速攻で予約を入れたのが8月。

冬は特に気球が飛ばない日のほうが多い、ということで一応余裕を持って、

12/28夜 カッパドキア着
12/29  気球に乗る←予約
12/30  予備日(地上から気球を撮影する)
12/31  〃
1/1   イスタンブールに移動

というスケジュールを組んでたのですが、29日、30日ともに天候のために中止。
ギリギリ31日に乗ることができました。

バルーンツアーの中止がわかるのはいつ?

29日は朝、ホテルでピックアップを待っている時にホテルのスタッフが中止のお知らせをもってきてくれました。

ちゃんとピックアップが来るのか不安で約束の時間の20分ぐらい前から集合場所でソワソワしながら待ってたのですが、その間に別のバルーン会社に申し込んでる人たちが先にピックアップされて行ったので、「お、今日は飛ぶんだ~!」と喜んでたのですが直前で中止が決定された模様。

朝から小雪はチラついていたのですが、地上にいると風はほとんど感じられなかったので「これでもだめなんだ~」という感じでした。

同じように中止の連絡を受けたチャイニーズが「なんで!?」とホテルスタッフに文句言ってて、さすが強いなと思いました。

わたし?わたしは聞き分けよく「ハイ。」って感じでしたよ。だって飛ばないのは残念だけど、それより身の安全が第一ですからー!

翌30日のフライトは29日中に中止の連絡が来ました。それもなる程、ってぐらい30日は地上にいてもめちゃめちゃ風が強い一日でした。

旗もバタバタいってるし…。

ということで、カッパドキアのバルーンライドは明らかに風が強いとわかってると前日に中止の連絡が来ますが、集合場所についてから中止になることもありえます。

そしてやっぱり冬は乗れたらめちゃラッキー!ぐらいな感じ。

ピックアップから気球に乗るまで

夜になっても結構風があったので、これはもう気球に乗るのは無理かな…と諦めムードだったのですが、ホテルのスタッフに「明日には落ち着いてるよ!」と励まされ迎えた朝。

6:40 ピックアップ

トルコの冬の日の出は遅くて、8時前ぐらいにだんだん明るくなってくる感じ。
なのでピックアップも恐ろしいほど早朝ということもなく。

あと、ギョレメに泊まっていたのですが、ホテルピックアップは丘の上の方のホテルから迎えに来る感じなので麓に泊まってるともうちょい遅いと思います。

ホテルにピックアップに来る人を見てると、

・参加者の名前を呼ぶ人
・参加者のルームナンバーを呼ぶ人
・自分の会社名を言う人

の3パターンがありました。

わたしの場合、まず「バタイフライバルーン」って会社名を言われたので「はいはーい!」って。その後、車に向かう道すがら「イチコ?」って名前を確認されました。

7:00バルーン会社のオフィス着

これはあらかた受付が終わった後の受付デスク。

名簿に性別年齢国籍を記入して、パイロットさんの名前が書かれた紙をもらいます。

その後、奥の部屋で支払い。

支払い待ちの列。前のお兄ちゃんが手に持ってるのがパイロットの名前が書かれた紙です。

支払いは現金、カードどちらもOKでした。

で、声を大にして言いたいんですけど、

カッパドキアはカードよりだんぜん現金!トルコリラよりだんぜんユーロ!

だいたいどのガイドブックも「どこでもクレジットカードが使える」「現金は最小限に」とか書いてるじゃないですか。

カッパドキアはカード使おうとするとおもいっきり嫌な顔をされます。もしくは現金払よりなんぼか上乗せされます。土産物屋のドアに貼ってある「カード歓迎」の貼り紙も信用してはいけません。

こちらのバルーンも現金払いなら180€、カード払いなら190€でした。

あと普通、自国の貨幣を基準に金額を決めると思うんですが、カッパドキアではユーロで金額決めていて、トルコリラの金額の方をその時のレートで決めてるような印象でした。確認はしてないですが。

レッドツアーとかのツアー料金もユーロ建てがメインなので、カッパドキアに行くときは現金をユーロ建てで多めに、プラスアルファでトルコリラってしたほうがいいかもしれません。

話が逸れましたが、支払いが終わったら隣の部屋で朝食を食べながら出発を待ちます。

結構豪華で美味しそう!…ですがトイレが心配なのでほぼ何も食べず飲まず。
苺の誘惑に勝てずそれだけ4つぐらい食べたけど。

連日、フライト中止が続いたせいか結構広い食堂だったのですが人でぱんぱん。100人以上はいたと思います。

ちなみにトイレは男女共用ですが個室が6個あって特に混雑することもなかったです。

7:30オフィス出発

前触れもなく、いきなり「いくぞパイロットの名前の書かれたバスに乗れ!」って言われてわらわらとバスに乗る。

心配性なのでわたしはここでもう一度トイレへ。「乗れ!」って言われてから化粧直ししてる外人つよい。

7:40現場到着

8時前でもまだこの暗さ。
もうすでにいくつものバルーン飛んでます。
これで中止ってことはもうないよね!?!?

暗い空だとバーナーの火力を上げた時にバルーンが赤く燃えてすごくきれい。

これがわたしが乗るバルーン。大きな送風機で膨らませてます。

みんな写真撮るよねそりゃ。

ある程度膨らんだらバーナーでゴーッ!!!と。
だんだんバルーンが立ち上がって…

「よし、乗れ!」の合図!

カゴの側面にこんなふうに穴が開いてるので、そこに足をかけてよじ登ります。
(いないと思うけど)スカートはやめといたほうが無難です。

(絵が拙いので写真を撮ってくればよかった…)

全員乗った所でスタッフさんが乗客それぞれのカメラで写真を撮って回ってくれたのでわたしも撮ってもらいました。

この後、着陸のときの姿勢のレクチャーがあって、

8:00テイクオフ!

はじめて動画編集とかしちゃったよ。切ってつなげただけだけど。
2022年再編集しました。
ゴーゴーいってる音はバーナーの音です。

この日はキャンセルが続いた後だったこともあって、たくさんの気球、100以上の気球が飛ぶのでテイクオフは1機ずつオッケーがでてからとのこと。

地上と無線でやりとり。近くの気球の動きに注意しながら操縦してるのがよく分かりました。

4461フィート!(ってどれぐらい高いのかよくわかんないけど)

9:15着陸

一旦、トラックのそばまで降下して、それからトラックの荷台に籠ごと着地。
最後、ちょっと浮いてるのを地上で待っていたスタッフさんがカゴにぶら下がることで押し下げて、手早くワイヤーでバルーンをトラックの荷台にくくりつけます。

ちなみにバルーンのここんところがパカッと開くようになってて、空気を抜けるシステム。

わー、これ上空であいちゃったりしないよねー!?って思ったけど口には出してません。

またもやカゴをよじ登って脱出。バルーンの空気を抜く手伝いをしたりして、しばらくすると飛行記念のシャンパンとちょっとしたおやつ。

アルコールが飲めない人用にチェリージュースとかホットチョコレートもありました。

修了証とメダルをもらって帰りました。

テーブルにチップのボックスがあったので小銭だけど入れてきました。

気球、すごくいい体験だったのでどうか安全に続いて行って欲しい。

気球ツアーの価格は?

バルーン会社によってまちまちで、下はだいたい140€ぐらいからな感じです。

わたしはホテル経由で予約をしてもらったのですが、最初にホテル側が紹介してくれたバルーン会社を参考までに上げておきます。

カッパドキアのバルーン会社
• Butterfly Balloons – 190 Euros per person (180 Euros cash payment)
• Royal Balloons – 180 Euros per person (170 Euros cash payment)
• Türkiye Balloons – 160 Euros per person (150 Euros cash payment)
• Deluxe Balloons – 160 Euros per person (150 Euros cash payment)

わたしはButterfly Balloons社を選びました。
一番高いんですが、会社名で検索してみたところ「安全に配慮している会社」「1台の定員が少人数」とあったのでこちらの会社にしました。

乗った後ですがやっぱり気球怖いですもん。ちょっとぐらい高くてもきちんと整備してくれてる会社がいい。

実際、地上のスタッフさんもニコニコして穏やかな感じで安心感ありました。スタッフさんがギスギスしてると不安になるじゃないですか。

あと定員ですが、他の会社では1台に20人以上乗せるのが普通みたいなのですが、わたしが乗った時は(たぶん)16人でした。ちゃんと数えてないけど、コンパートメントが4つあって、1区画に4人ずつな感じ。まあ4人と言ってもわたしのいた区画、他の3人はわたしより1.5~2倍ぐらいありそうなデカイ外人でしたけども。

ま、この3人はグループだったので、あんたらで場所入れ替わってくれ、と思ってわたしはちゃっかりバーナー寄りのコーナーをキープさせてもらいました。

冬の気球ツアーは寒い?

思ったほどじゃなかったです。
そもそも風があると飛ばないので、「風がきつくて凍える」ということはないわけです。雨とか降ってるとちょっとまた変わってくるかもですが。

あと、バーナーの近くを陣取ると結構温かいです。暖かい空気は上に行くから主に上半身ですが。

興奮してたのでぜんぜん寒さは感じなかったなー。

ちなみに参考までにわたしの服装です。

冬の気球ツアーの服装

頭:ユニクロのヒートテックのニット帽
首:ダイソーのネックウォーマー
肩:100%カシミアストール

上1:チュチュアンナのtutuheat裏起毛深U長袖
上2:ユニクロの100%カシミアセーター(5年もの)
上3:ユニクロのウルトラライトダウンベスト
上4:ノースフェイスのマウンテンライトジャケット+ユニクロのファーリーフリース

下1:ユニクロの極暖ヒートテックレギンス
下2:フェリシモの裏ボアパンツ

靴下:CHUPのウール混の靴下+足裏カイロ
靴:メレルのトレッキングシューズ

結構着込んでるな。

ノースフェイスのマウンテンライトジャケットは今回の旅行を見越して去年購入したのですが、これが大正解!

今回、雪降ったり雨降ったりだったのでゴアテックスまじで重宝しました。
ユニクロのフリースをジップインジップするとめちゃ暖かいし!

ノースフェイスのマウンテンライトジャケットにユニクロのフリースを連結!

あとメレルのトレッキングシューズも!

旅行でたくさん歩けるおすすめの靴。

雨でも雪でも靴の中は全くの無事でした。ゴアテックスすごい!
(でもやっぱりイスタンブールの濡れた歩道で滑って尻もちはつきました…)

靴下はこれ。

あのう…靴下1足2千円って高いと思います?

ウール混だと1足3000円とかしちゃうんだけどかわいい…。そして丈夫。3年ぐらい履いてる。(毎日履いてるわけじゃないけど)

雪は結構ひどかったんですよ。

これはグリーンツアーの途中。雪すぎてルート変更、ウフララ渓谷のトレッキングは無くなりました。

高所恐怖症でも気球に乗れる?

程度にもよるかと思いますが、わたしは非常階段とかめっちゃ怖いタイプです。あの段と段の隙間、落ちるわけ無いと思ってても怖い。できるなら尻でずって降りたい。

高層ビルから外の景色を見るのは平気だけど足元シースルーとかは絶対上に乗らない。

このわんこが立ってる場所とか絶対行けない。

ジェットコースターとか手摺を握りしめてずっと頭を下げてるので、写真撮られるとだいたい居ないみたいになってる。

そんな感じなので正直乗る前は「カゴの中でずっと蹲ってる状態になったりして」って不安でした。

でも意外と全然平気でした!

ただカゴの真下を覗き込むと流石にダメでしたけど…。いわゆるタマヒュン状態です。高所恐怖症のひとはくれぐれも真下を見ないように。

気球ツアーの予約はどこでする?

自分で気球ツアーの会社に直接予約をしてもいいし、ギョレメの町中にもたくさんツアーデスクみたいなのがありました。

わたしは泊まったホテルを通して予約をお願いしたのですが、中止の際のリスケもぜんぶお任せできたので良かったです。

初日の朝食の時に「気球ツアーが一番やりたいことなので、最終日までチャレンジしたい」って言ってたら、翌日のフライトの中止が決まった時点でさらに翌日(最終日)の予約を確保してくれてたのでありがたかったです。

運良く、最初から希望していたバルーン会社で予約が取れたのですが、「もし無理だったら他のバルーン会社でもいい?」って訊かれたので、何社かあたってくれる心づもりだったんだと思います。

中止が続くと予約が混むみたいで、実際、その日の午後、別のツアーで一緒になった人は新規で申し込みしようとして無理だった、と言ってました。

もともと予約してた客を優先してくれるとは思うけど、相手もこっちも慣れない英語でモタモタやりとりするより、現地の人にサクッと連絡入れてもらったほうが断然効率的だと思いました。その間こっちは観光できるし。

今回、カッパドキア(ギョレメ)で泊まったホテルはスタッフさんみんなとても仕事熱心でいい人ばかりだったので断然おすすめします。

泊まったホテルはこちら、

アリフ ケイブ ホテル Arif Cave Hotel

対応がしっかりしてて安心です。
バルーンツアーもホテル経由で申し込んだのですが、天候理由でキャンセルになった時も予約の取り直しとか全部やってくれたのでありがたかったです。

\アリフ ケーブ ホテル Arif Cave Hotelで検索!/

気球ツアーは危険か

ぶっちゃけリスクはゼロじゃないと思います。一応、死ぬ覚悟はして乗りました。まあわたしは飛行機に乗る時も毎回、二度と戻ってこれないかもしれない、って思って乗ってますが。

ただ、カッパドキアでは過去に何度か死亡事故が起きたことを踏まえ、現在はその日に気球を飛ばすか飛ばさないかは政府が判断するようになっているそうなので、「風が強いのにツアーをやってしまう」という一番のリスクは回避されている模様です。

後は、わたしが乗った気球はずっと無線で地上と連絡とりながら飛行してましたし、同乗している方々も大人しく乗っている人たちばかりで良かったです。なんか中国人の団体が上空で籠を揺らして怒られた、とかいう話を見たり聞いたりすると、あえてちょっと高めのツアー会社を選ぶのも一手かと思います。