土曜日の夜のライブを見に行くために高知へ。ひろめ市場で塩たたきを食べて一泊して翌朝の日曜市で買い物して昼前に離脱のかけあし一人旅。
ざっくりスケジュールはこんな感じ。
6/6 22:25 大阪→(夜行バス)
6/7 05:32 高知駅 高知泊
6/8 11:10 高知駅→(高速バス)→13:45岡山駅
*もくじ*
高知市内かけあし一人旅:Day1
05:15 高知駅
定刻よりちょい早く、5:15ぐらいに高知駅に到着。
駅の改札外にトイレがあったのでそこで化粧などして時間を潰す。
ほんとは、MY遊バスという高知市内の観光スポットを周遊するバスの一日乗車券(1300円)で観光したかったんだけど、朝一番早い便が8時発。ううーん。
どうしよかな~と迷ったけど、高知駅の周辺にはネットカフェが無い(正確には10分ぐらい歩いたところに1軒だけあるっちゃあるけど、チェーン店じゃない地方の個人店なので、イチから入会手続きとかめんどう)し、駅で2時間ぼーっとする気にもならなかったので、周遊バスは諦めて普通の路線バスで桂浜に向かうことに。
07:26 桂浜
高知市内の路線バスと路面電車が乗り放題になる一日乗車券(1800円)を購入。ジョルダンの乗換案内アプリの中で買えるのは良いんだけど、コ、コイツ、めちゃくちゃバッテリー食いよる。
高知にはたぶん4、5回来てるんだけど、桂浜は今回が初めて。
車がないとなかなか行きづらいんだよな。
さて高知駅からバスで40分強。地味に遠い。っていうか問題は距離よりバスの本数なのよね。1時間に1本ぐらいしかない。
来たぜ桂浜。日本の夜明けぜよーーー!って曇ってる!残念!

そういや前回高知に来たときは雨だったナ~。それで桂浜行かなかったんだった。
天気が悪いといまいちテンション上がらないけど、桂浜は五色の石が取れるらしいとのことで足元を見てみたらなるほどカラフルな石たちが。

なんとなくビーチコーミングのまねごとをしていくつか拾い集めてみる。拾っているうちに「あ、こっちの方がキレイかも」「もっときれいなのがあるかも」と手の中の石をぐるぐると入れ替えて際限がない。

こういう石って磨いてみたらいい感じになるんじゃない、と思ったけど調べてみたら結構いろいろ道具がいるし、根気も必要みたいであっさり断念。とりあえず棚の上に置いてるけど、濡れてないとあんまり色味が分からなくて至極ただの石である。
ところでてっきり竜馬の像が浜辺にどーんとそびえてるもんだと思ってやってきたのですが、あたりを見渡してもそんなものなくて「???」ってなってたんだけど、なんか浜の端の方の丘の上の広場みたいなところにありました。こんなぐるっと樹に囲まれたところにおるんや…なんかこう、波しぶきを浴びているような写真を見た気がしてたけど幻覚だったか。

こちらはその竜馬像があるのと反対側の端にある丘の上のお社。


なかなかきれいな海ですが残念ながらの遊泳禁止。

桂浜水族館も行ってみたかったんだけど、開館時間までまるまる1時間あるしまた今度にしました。

このセンス、嫌いじゃない。(マジ価、のところとか芸が細かい)
外からみる桂浜水族館は思っていたより3倍ぐらい小規模だったから、パッと入ってチャッと見るには「半額」というのはとてもいいオファーでものすごーく後ろ髪惹かれましたが、やっぱりバスの時間がネック。もうちょっと本数あれば待っても良かったんだけど、開園を待って、水族館を見て、またバスを待ってとするとどんどん時間が押しちゃうので。
グレーの三角屋根があるのが水族館の建物。小さいな!?

とりあえず桂浜で一番良かったところは、トイレがあちこちにあること。めちゃくちゃ早朝に来ても大丈夫。まあ、バス旅だとどんなにがんばっても7時過ぎにしか来れないんですがね。。。
桂浜のバス停のすぐそばに、マリンテラスっていうおしゃれなカフェとかフィッシャーマンズワーフがあったので、今度は半日ぐらいここでゆっくりするのもいいかもしれない、とようやっと開店準備を始めたマリンテラスを横目に路線バスへ。
あ、近くに竜馬記念館もあったけど、正直坂本龍馬にはそれほど思い入れがないのでスルー。
ところで桂浜の次は植物園に行こうと思ってたんですが、なんと路線バスだと一旦高知駅に戻って乗り換えるか、桂浜から小一時間歩いたバス停から乗るか、とにかくめちゃくちゃ行きづらいことが判明。My遊ぶバスの周遊ルートには入ってたのでもっと行きやすいものだと思ってた。
まあ、なんだ、そんなめちゃくちゃ行きたかったわけじゃないし、うん。
ということで目的地を変更してひろめ市場へ。
09:40 ひろめ市場
ちなみにひろめ市場の開店時間なんですが、ネットで調べるとバラバラ。基本は(Googleマップも)10時からってなってるんですが、中には8時からってなっているやつもある。某じゃらんとか。
近年、席取り合戦が激化してるらしいから、狙えるなら開店一番を狙いたい。でも8時開店なら既に出遅れている。どっちやねん!と急ぎ足で到着したひろめ市場、

めちゃめちゃ準備中でした。
この時点で開店を待ってるぽい人が歩道にちらほら3組ほど。わたくしは座れる日陰を求めて一旦離脱して開店時間のちょい前に(そろそろええやろ)と戻ってきたんですが、戻って来てみたら市場の入口から歩道にはみ出すまでずらっと開店待ちの列ができていて20分も前に着いてた意味が無に帰してプチショック。
それでもお目当てのお店には5組目ぐらいに到着できたのでヨシ。
ひろめ市場のオーダー方法
ひろめ市場はざっくりいうとフードコート形式。
こんな風にテーブルに番号が貼ってあるので、お店にオーダーした時にテーブル番号を伝えるとお店の人が出来上がったものを持ってきてくれます。

ちなみに注文前に席の確保が必須!(お店側からも「席取ってる??先に席取って!」と言われます)
で、複数人の場合は、席取りチームとオーダーチームに分かれることができますが、わたしは一人。そんな時に役に立ったのがハンカチとペットボトル。取った席にハンカチを広げてペットボトルで押さえておく。
片方だけだとゴミとか忘れものとかってどかされそうなので二つを組み合わせて「めっちゃ席取ってるんで!」感を演出する寸法。
お店の人にテーブル番号伝えた時も「ああ、あのペットボトルがあるところ?」ってスムーズだったのでなかなかいい作戦だった。
10:00 やいろ亭

ちなみに市場自体は10時のちょっと前に開いて、やいろ亭に並びながら10時の開店を迎えました。
ひろめ市場自体はたぶんこれで3回目なんですが、実はわたし、今年(2025年)の春までカツオのたたきが食べれなかったんですよ。それがたまたま断り切れない状況になって丸呑みする覚悟で無理やり食べてみたら、あら、意外とイケるんじゃん!?!?ってなった。(※ただし美味いやつに限る)
なのでこちらは本場高知の評判のお店なのでめっちゃわくわく。
やいろ亭に並べるのは店の幅に収まる人数だけ。ちゃんと最後尾札もある。壁サー?

で、店からはみ出る分には整理券を渡されます。番号は(やいろ亭の〇番から〇番の整理券をお持ちの方)みたいな感じで場内放送で呼んでもらえるので、市場内の他の場所にいても大丈夫です。よくできたシステム。
ハイ、こちらが塩たたき(5切れ)です。ちなみにこの時点のタイムスタンプ10:06。スムーズが過ぎる。

事前にネットで調べた時はお味噌汁と白ご飯のセットがあるというのを見てたのですが、メニュー表に見当たらなかったのでお店の人に訊いてみたら「ご飯炊けるまで20分ぐらいかかっちゃうから欲しかったら他の店でご飯だけ買って~」とのことでした。
まあ、とりあえず塩たたきだけで。肉厚なのでこれだけでかなりの満腹感。
鯛めしの森光
カツオの塩タタキのほかにひろめで食べたかったのがウツボの唐揚げ。
ということでこれはまた別のお店でウツボのから揚げと鯛めし定食。だれださっき満腹感とか言った奴は!


ウツボのから揚げは出来立てアツアツで良かったです。が、個人的にはもうちょっと塩味が欲しかった。マイ塩を持ち歩いていた時期もあるんですが、持ち歩いている時は使う場面がなくて、持ってない時に限って欲しい場面に出くわすのはなんで?
鯛めし定食は普通。刺身にワサビがついなかったのと(言ったら持ってきてくれたけど)でちょっとマイナス点。
さすがに腹パンになったのでひろめ市場はここまで。まだまだホテルのチェックインまで時間があるのであと1カ所ぐらいどっか行きたいところ。
11:45 わんぱーくこうちアニマルランド
グーグルマップを見ていると高知市には入園料無料の動物園があるらしい。路面電車で行けるのもポイント高い。ただ駅から10分強歩くけど。
こちらがその動物園。ていうか今になって天気がめちゃくちゃ良くなってくるの腹立つな。

大きい動物はあんまりいないけど、無料でここまで見れるってすごい。







無料だから混んでるかと思いきやそうでもなく、ゆったり見れます。
あと屋内展示は畜舎のペイントとか結構凝ってて、写真映えするなと思いました。
残念だったのは外に虎とかジャガーとかもいたけど、ネコ科のやつらは全員奥の方で寝ててほとんど見れなかったこと。まあ暑いしね。。。
これは動物園の入り口で売ってた1×1=1アイスクリン。150円。昭和か。ちなみに味は全部変えることもできたけどあえての白×3です。

13:00 高知県立文学館
まだちょっとチェックインまで時間があるので最後にもう一か所立ち寄り。

わんぱーくアニマルランドに行く前に、商店街のポスターを見て気になっていた「花咲くモダンデザイン~大正イマジュリィの世界~」展へ。

いやあ、大正モダニズムはいいですね!
今見てもぜんぜんまったく古臭くない。
有名どころは竹下夢二だけど、今回一番ぐっときたのは、上のトランプモチーフのデザインの作者小林かいち。
もともと京都で封筒デザインを主にしていた人物らしいけど、近年やっと注目を集め出した作家らしくまだまだ研究途上だそう。単体の展示会があったら是非行きたい。
ちなみにこの「花咲くモダンデザイン」展は巡回展でこのあと東京に行くらしいんだけど、高知だと入場料600円なのが東京だと1500円になるらしい。
あと、ちょうど担当の学芸員さん?の解説が聞けたし、クイズに答えたらお土産までもらってしまった。缶バッジとしおりとポスター。

さすがに時間切れだったけど、隣の建物には無料で漫画が読める「高知まんがBASE」という施設もあるらしく、さっきの動物園といい高知県(市?)太っ腹過ぎない????
16:00 高知ビジネスホテル 別館
安さにこだわって選んだビジホは1泊3500円。久々にタバコ臭い部屋に泊まった。3Fだったけどエレベーターなし。はりまや橋から川沿いに5分ちょっと歩いたところ。ホテルの周辺はアダルトな方のお風呂屋さんが点在していたりなんかして場末感漂う立地。
部屋がタバコ臭かった時点でテンション下がり目だったんだけど、部屋の隅にこの骨董品を発見して俄然テンションが上がってしまった。
エモエモのエモ。ちゃんと使えるんだよなー。古き良き日本製。

19:30 うさぎ食堂
今回のメインイヴェントのライブ参戦を終えての晩ごはん。もういっかいひろめ市場に行って中華でも食べようかと思ったりもしたけど、近場でサクッと済ませました。
こちらのお店は夜でも定食メニューが頼めるのがありがたい。


高知市内駆け足一人旅 2日目
06:30 日曜市
今日は昼前の高速バスで岡山に移動するので、朝イチで日曜市へ。
だいたい朝6時頃からやっているということだったので、ホテルを6時過ぎぐらいに出発して6:30前ぐらいに着いたのですが…
半分以上準備中~。というか、まだ現着すらしていないお店も結構あった。


とりあえずひととおり端から端まで歩いての戦利品がこちら。
小夏(柑橘)、虎杖、田舎漬け、枇杷、芋もち、田舎寿司。
虎杖は初めて食べる食材。家に帰ってごま油と塩で炒めて食べたんですが、なかなか美味しかった。歯ごたえが癖になる。残念ながら近場で売っているの見たことない。

田舎寿司は持って歩いてる間に偏ってしまって見栄えが悪くなってしまったけど魚介の代わりに山菜がネタになったお寿司。これはこれでアリだなと思いました。

こちらは食べ歩きした有名な「いも天」。外側サックサク、中はほくほくで美味しかった。でも一人で食べるにはちょっと量が多くて、ハーフサイズが欲しいところ。芋って腹が膨れるんだよ…。

この時期、はりまや橋の路電のりばはシロツメクサの絨毯が敷かれてこれまたエモい。


高知はごはん美味しいし、街もきれいだし、道も広いし、商店街がシャッター街じゃないし、車が無いと不便なところ以外はめちゃめちゃ良いところだと思いました。
また近いうちに行きたいな~。
ところで高知で配布されてる観光案内のデザインがどれもハイレベル!いろいろ行ってみたくなるけど交通手段がね~。
