噂のシャクティマットを使ってみた感想

フェイスブックに繰り返し現れる広告。最初のころは「誰がこんなん使うねんwww」と思っていたはずなのになぜか今家にあるんですよね、シャクティマットが。

シャクティマットとは

公式のキャッチコピー曰く、

現代のストレスに、古代の知恵を―――インド発祥、一瞬でリラックスできる指圧 & ウェルネスツール

とのことで、平たく言うと上の写真のような「トゲトゲのスパイクが一面についたマットの上に寝転がって」「ツボを刺激したり血流を良くしたりする健康グッズ」なんですが、特筆すべきはそのお値段。枕とセットで2円ちょっと。よく買ったな、自分。

購入の決め手は「正真正銘、寝てるだけでいい」ということでしょうか。

健康グッズ、美容グッズ、リラクゼーショングッズ、なんでもそうだけど、一番盛り上がっているのは購入ボタンを押した瞬間というか、実際に自分の家に来た後、手にもって刺激しなきゃならないとか、付けたり貼ったりしなきゃならないとかいうプロセスが必要だと、結局めんどう臭くなって使わなくなってしまうという。どんなけものぐさだって話ですけど。

一日たったの5分、ってその「5分間」にたどり着くまでが大変なんだよなあ。

ものぐさついでに言うと、ぶっちゃけマッサージとか岩盤浴とかも予約していくのも面倒くさい。

そんな私でも、さすがに「家で寝転がっているだけ」なら続くだろうっていう期待と、使った人達のレビューにあるこの罰ゲーム感あふれるトゲトゲに寝転がった後のカタルシスのような「爽快感」への抑えきれない興味でうっかり2万円。

シャクティマットの実物を見た感想

こんな感じで届きました。Ready to Shakti?

マットはトゲを内側に三つ折りの状態で届きました。曼荼羅模様がカッコイイ。色はもちろん汚れが目立たない黒一択。

見た感じの感想では意外とマットがコンパクトだと思いました。
なんとなく勝手に全身がすっぽり収まるイメージを持ってたのですが、実際はタテ幅は腰から上の上半身、ヨコ幅は肩幅プラスαという感じで、両腕は収まらないです。

検品した人のサイン?読めない。でもなんか味があるからそのまま付けっぱなしにしてる。

マットの断面図。シーツは取り外して洗えるようになっているけど、どうやって洗うかな、コレ。

シャクティマットを実際に使ってみた感想

シャクティマットは素肌での使用が推奨されているようですが、しょっぱなからそれはハードルが高すぎるので最初はやっぱりもちろんTシャツ着用。

さらにマットの上にバリで買ってきた薄い布を敷いてトライしてみた。

…ん?

なんかなんも刺激感じないんですけど…?

どうやら布2枚あればトゲトゲの攻撃力はほぼゼロになる模様。

気を取り直して敷布を取っ払ってTシャツのみで再度トライ。(写真の奥に取っ払われた布の残骸が)

これ、一番最初の接地面(←私の場合お尻)は((((うおー))))って感じだけど、一旦寝転がってしまうとそれほどでもない。

Tシャツアリだともちろん刺激は感じるけど逃げ出したくなるほどではない。ただし、広告やレビューにあるような「これまで感じたことがないような爽快感」もなくて(こ、こんなもん??)感はぬぐえない。

とはいえまだ素肌シャクティは試してないのでもう少し使ってみるつもり。

ちなみに枕はめっちゃ頭皮に刺さってくる感じするけど、かなり気持ちいい。眼精疲労の人にはおすすめ。

シャクティマット使用上の注意点

置き場所に困る。

特に枕。マットの方はトゲトゲ面を中にして三つ折りにできるのでまだいいんだけど、枕はどうしたってトゲトゲ面が表にでてるので収納に困る(困ってる)。

うっかり爪の間を刺してしまうと激痛。

マットを運ぶ時とか、適当に掴むとトゲトゲが爪の間に刺さって危険。シャクティマットを扱う時だけでも『ていねいな暮らし』を心掛けたい。

正直、これが枕とセットで1万円だったら広くおすすめしたいけど、2万円は今のところ好事家にしかお勧めできないかなー。