去年、なんとは無し(っていうかライブ遠征)で行った11月の札幌。その時に街中の紅葉の美しさに吃驚して「来年はわざわざ来よう」と密かに誓ってたわけですが、
去年の札幌の様子はこちら
どうせなら大好きな函館×紅葉にしたらもっと最高なのでは!?と閃いてしまいました。
でも、大阪→函館の飛行機って高いんですよ。しかも便数少なくて午前中に着ける便が無い。
ということで2万ぐらい安い青森空港を利用。船で北海道に渡ることにしました。
一番最初は、
11/1 大阪→青森、深夜発の青函連絡船 船内泊
11/2 函館泊
11/3 夜行バスで札幌移動 車中泊
11/4 札幌→大阪
っていう体力の限界に挑戦の三都市物語を考えてたんですが、
- 帰りの札幌→大阪便が思ったほど安くなかった→大人しく函館から帰るか
- 青森で深夜までの時間潰しってネットカフェしかないよな→ネカフェ代払うなら早めに函館に渡って普通に宿に泊まるか
と思い直して、最終的には以下のスケジュールになりました。
*もくじ*
青森経由函館3泊4日のざっくりスケジュールと費用
結局、随分シンプルっていうか普通の旅程になりました。
ざっくりスケジュール
11/1 07:30伊丹→09:00青森(JAL2151) / 14:35青森港FT→18:25函館FT 函館泊
11/2 函館泊
11/3 函館泊
11/4 13:05函館→14:50伊丹(JAL2124)
ざっくり費用
航空券代 42,810
フェリー代 1,760
宿泊代 13,850
—————————–
58,420
DAY1-1:空港近のジャンカラに前泊
23:00 ジャンカラ庄内駅東口店
青森空港の良いところは大阪(伊丹)からまあまあ朝早い時間に着ける便があること。
ただし、私の家から伊丹空港に当日出発で行こうと思ったら車で行くしかなくなるので、歴戦のペーパードライバーはこういう時は前泊一択。
残念ながら伊丹は24時間空港じゃないので空港泊という手は使えません。となると、ネカフェかドミトリータイプの安宿が第一候補なんですが、あいにく空港の近くに希望を満たす施設が見当たらず。
こんな時、関西圏だと使える奥の手が「ジャンカラの深夜フリータイム」。
ジャンカラというのは関西でメジャーなカラオケチェーンなんですが、アプリで2カ月前から予約ができて便利。っていうか予約しとかないとフリータイムの枠はすぐなくなる。店舗によって金額のバラつきがありますが今回はクーポン使って1,180円でした。
まあ、シャワーもないし、テンション上がった若人が廊下でも叫んだりしてなかなかやかましいので誰にでも勧められる手ではないですが、どこでも寝れるor寝なくても大丈夫派にはおすすめ。
とりあえず耳栓は必須です。おすすめはモルデックス。
いきなりのトラブル発生
金曜の夜、ってことで店に着いた時点からまあまあ眠かったので横になったら割とすぐ寝れました。ひと眠りしてちょっと早めに目が覚めたのでスマホの充電しとこうと思って、寝ぼけ眼で部屋にあるコンセントに手持ちのアダプタ刺してライトニングケーブル繋いで充電しようとしたのですが…なんやこれ、一向に充電されてないな…?
よく見るとそもそも充電中に出る雷⚡マークが表示されてない。…え?こ、これはまさかの!?!?
以前の機種でスマホ側のライトニング挿すところがダメになって修理した経験を思い出して一気に眠気が吹っ飛びました。
いやいや、さすがに今から旅行に行くタイミングでそれはないでしょ。
待て、ジャンカラさんのコンセントが壊れてる可能性もある、と手持ちのモバイルバッテリーでスマホの充電を試してみたけどやっぱり無理。っていうか、モバイルバッテリー自体の充電はできるわー、ってことでジャンカラのコンセントはシロ。
そうなると①スマホ側が壊れてる②アダプタが壊れてる③ケーブルが壊れてるの三択なんですが、まだよかったのが気付いたのがジャンカラにいる間だったこと。ジャンカラには充電器の無料貸し出しがあります!これで原因が調べられる。
結果、犯人は③ケーブルでした。一番対処しやすいところで良かったんですが、早朝にケーブル買えるとこってなるとコンビニしかない。しょっぱなから予想外の出費(痛)。
っていうか壊れたケーブルも去年の夏に深夜に関空のコンビニで買ったやつじゃん(←この時はケーブルを持ってくるのを忘れてた)。壊れんの早すぎじゃん。
こういう経験をするとやっぱり海外行くときはスマホ2台持ちしとくべきだし、ケーブルも予備がいるなって思う。(こうやって荷物が増える)
DAY1-2:早朝の伊丹空港へ
5:40 伊丹空港
ジャンカラは朝は5時で閉まっちゃうので5時前に退店。コンビニでライトニングケーブル買って始発の阪急電車でまずは蛍池駅まで。
本来ならそこからモノレールに乗り換えて伊丹空港、が王道なんですが、朝早すぎてモノレールの駅が開いてなかったので蛍池駅から徒歩で空港へ行くことにしました。やっぱ旅行はキャリーよりリュックが捗るなあ。体力はいるけど。
20分ほどで空港に到着。


早朝なので人もまばら。この時間はチェックインカウンターもまだ開いてないし、ラウンジも開いてないので適当なベンチで休憩。

この時間で化粧しよう!と思ったらファンデーションのスポンジが無くてびっくりした。あの、これいわゆる針ファンデーションで専用のスポンジつかわな効果ないやつーーーー!しょうがないので化粧水しみこませたコットンで叩きました。割となんとかなった。

でもってまあこの時間帯だし、と油断してたら意外と保安検査が結構混雑してた。早朝侮るべからず。
07:20 搭乗
ターミナルの端っこからバスに乗っていくタイプ。

離陸。

離陸してまあまあすぐに気を失ってて、気づいたら機内サービス終わってた。まあどうせもらうとしても水だし別にいいけど。
DAY1-3:青森到着
9:00 青森空港
だいたい寝てたからあっという間に青森空港到着。あいにくの雨。

小雨だったらいいなあ、と思ってたけどまあまあ降ってそう。

青森空港の悪いところは市内まで飛行機降りてから1時間ちょっと時間がかかること。そしてバスは飛行機の時間に合わせて一本しかないので、万一乗り遅れたら一時間以上待ちになること。それにしても空港からバス使う人って10人ぐらいしかいない感じ。みんな車なのかー。

DAY1-4:アウガで昼食
事前の計画では魚菜センターにのっけ丼を食べにこうと思ってたんですが、雨で歩くの面倒になったこともあって、青森駅の対面にあるアウガの地下に行へ。ちょうどアウガ前のバス停もあったし。
アウガの地下は市場になってて、ご飯が食べられるところもいくつかあります。


10:20 丸青食堂
こんなところに来たらモチロン海鮮丼一択!…という気持ちをねじ伏せて、

あえてのオーダーは地元でも人気らしい限定50食のカレーライス。お値段なんと500円!
カレーが無かったら海鮮丼にしようと思ってたけど運よくありつけました。食べてる間に来たお客さんがオーダーしようとしたら売り切れって言われてたので、最後の一食だったかもしれない。
最近、家でも外でもいわゆるスパイスカレーばっかり食べてたのでこういういわゆる「カレーライス」はひさびさ。なるほど、喫茶店のカレーライスの最高峰って感じ。知らんけどたぶんルーは何種類か混ぜてるし圧力鍋使ってるのか厚さ1センチ弱ぐらいの豚肉がゴロゴロ入ってるんだけどお箸で切れる柔らかさ。

どうでもいいけどポークカレーって食べたの初めてかもしれない。というのも関西ではカレーの肉いえば牛肉がスタンダード。大きくなってインドカレーを食べるようになってからはもっぱらチキンかマトンだったし。なかなか豚肉もありだなと思いました。
さて来た時は気づかず帰りに見つけたんだけどお店の手前の壁にメニュー表がありました。
混雑時はここにあるウェイティングリストに名前を書いて、自分で注文票を書くみたいなんですが、わたしが行った時は空いていた&この壁の存在に気付いてなかったので、レジのところにいた店員さんに「カレーってまだあります?」って訊いてそのままオーダーしました。

11:00 小澤商店
市場をぐるっと回ってたら店先でホタテをさばいて食べさせてくれるお店を発見。1枚500円。


生のホタテは思ったよりシャクシャクの食感。お店のおかあさん曰く、冷凍すると繊維が壊れてしまうそう。冷凍もののねっとりしたのもいいけどね。
海水温が上がりすぎてホタテが全然採れなくて、売り物がないからずっと店を閉めてたりしたそう。
養殖で水深20mぐらいのところで育てるらしいんだけど、近年はそこの水温がホタテが死んじゃう温度(24℃)まで上がっちゃうらしい。確かに20mで24℃ってかなり暖かい気がする。熱帯魚飼えそう。去年は30mまで下げたらしいんだけど、そしたら今度は鯛に食べられちゃったそう…お、お労しや。
こちらはまた別のお店で買った氷下魚とおまけでもらったおつまみ。氷下魚は裏見たら「北海道産」って書いてたからここで買ってしょっぱなから荷物増やさなくても良かった気がするけどまあ。

DAY1-5:小洒落たカフェでデザートタイム
アウガを出たところで、駅ビルに無印良品が入っているのを発見。そういやメイク落としシートが残りわずかだったんだ、と思い出したので補充。
さて、お昼ご飯の後はデザートタイム。これまた当初は「赤い林檎」の本店に行ってリンゴスイーツ食べたいと思ってたんですが、雨のなか15分ぐらい歩かなきゃなのが面倒くさくなって、駅近でなんかないかなとGoogleマップを「スイーツ」で検索してヒットしたのがこちら。
11:45 FLEUR cafe


甘いものを食べるぞ~と張り切ってアフタヌーンプレート1,880円をオーダー。
わーい、テンションあがる。

美味しくいただいたんだけど、食べながら「青森に来てるのにリンゴのスイーツじゃなくていいのか?」という疑問が湧いてしまった。観光客としてはここに何か一つリンゴを使ったスイーツ、っていうか生のリンゴ一切れでも載ってたらパーフェクトだった。
カフェを出てA-Factoryに向かおうとしているところ。駅ビルの中に良い感じそうな雑貨屋さんを見かけたので寄ってみる。

結局なにも買わなかったけど、印伝とかちょっと上品な感じの品物が揃ってたのでバラマキじゃないお土産を探すのにいいかも。

DAY1-6:八甲田丸に挨拶
12:15 八甲田丸
今回は時間が無いのでそとから眺めるだけ。



DAY1-7:青函フェリーターミナルへ
14:35発の船ですが、30分前にはターミナルについて受付をしなければなりません。そして青森駅からターミナルまではバスを使っても30分ぐらいかかります。
ということは13時過ぎにはターミナルに向けて出発しなければならないわけで、青森で使える時間正味3時間は(雨だったこともあって)少なすぎでした。
函館の宿が門限があったのでこの時間帯の船にしたのですが、やっぱり最初の計画通り夜行便の船中泊にすればよかったかも、とちょっと後悔。
中途半端に余った時間は駅中で時間を潰して、駅裏にあるフェリーターミナル方面のバス乗り場へ。

ねぶたん号という市内の観光地を巡るバスに乗車。

13:25 青森港フェリーターミナル
ねぶたん号の停留所って、津軽海峡フェリーターミナルは「津軽海峡フェリーターミナル」って名称なんですが、青函フェリーターミナルは「青森港フェリーターミナル」って名前なんですよ。ほんとにそこで合ってるか不安になるから名称一緒にして欲しい。

津軽海峡フェリーも以前乗ったことがあるのですが、あちらは乗船申込とチケットの発券は端末からセルフでできたのですが、こちらは申込書を手書きしてカウンターのスタッフに提出する必要がありました。

待合室は似たような感じ。

ちなみに津軽海峡フェリーターミナルもおんなじ敷地内にあります。

というかこの段階になって晴れてきた。
DAY1-8:青函フェリーで函館へ
乗船します。

前回、津軽海峡フェリーに乗った時は夜便で甲板に出れなかったので新鮮。


青函フェリー船内の様子
船内設備は津軽海峡フェリー>青函フェリーっていう前評判を訊いてたのですが、二等客室についてはどっちもどっちという感じでした。津軽海峡フェリーはラグジュアリークラスの設定があるのが大きな違いかな?

自販機コーナーもあり。電子レンジやお湯の用意もあり。津軽海峡フェリーにはお土産物屋さんやゲームコーナー、キッズコーナーみたいなのがあったけど、そういう娯楽設備はなくて極シンプル。

トイレはきれいでした。横のドアはシャワー室。

女性専用室があったのでそちらへ。この日は最後までわたし一人でした。ラッキー。

船室内は津軽海峡フェリーと変わらず、というかあっちは枕が無かった気がするからこっちの方がいいかも。

出航
青森が少しずつ遠ざかっていく。短い滞在だったけどこれて良かった。
この季節はこれより後の便だと出航時点で既に真っ暗なので、この時間帯にして良かったとも言える。






日没
雲は多いけど晴れてよかった。ちなみに結構風が強くて風上側はスプラッシュマウンテンぐらいの波しぶきが上がってとても外に出てられる状況じゃなかった。




ちなみに甲板で写真撮ってA-Factoryで買ってきたà la ringoのタルトタタン食べたほかはほぼ寝てました。寝るつもりなかったんだけど、転がってスマホ触ってたらいつの間にか寝落ちしてた。

19:05 下船
なんかしらんけど船を降りるのにめちゃめちゃ時間がかかった。徒歩の旅客は一番最後、ってことだったんだけど待機場所に集まってから20~30分待った気がする。
定刻では函館港着が18:25分、そしてターミナル前19:00発の函館駅行のバスがあるのでそれに乗れるもんだと思うじゃないですか。
実際に下船のゴーサインが出た時点で既に19時過ぎ。バスといってもシャトルバスでもなんでもなくて単なる路線バスの乗り入れだから待ってはくれないんですよね。ということで乗れませんでした!!!
乗船中は「青函フェリーなかなかいいかも」って思ってたけど、最後の最後で「は?」って感じ。

ていうか、バスの時間があるんだから徒歩の旅客から先に降ろせばよくない?10人もいないんだからさ。
そしてしょうがないので最寄りの鉄道駅まで歩こうとしたのですが、Googleマップが示すルートのしょっぱながどうも立ち入り禁止区域か単に車両通行禁止かよくわからない感じだったので、夜だし変なところに入り込むのも怖いし窓口の係員さんに確認したんですよ「駅まで歩こうと思うけどどの道を行ったらいいのか」と。
一応、徒歩ルートだと一番近い駅は五稜郭駅の徒歩30分、ってところまでは調べてたのですが、その係員さんが「五稜郭駅も函館駅も距離は変わらない。函館駅はその道をそっち」とか言いだしたので(そ、そうだっけ?)と思いつつ、まあ地元の人が言うならそうなんだろうと思って、外に出ていざGoogleマップで函館駅までの徒歩ルートを検索したら、
徒歩56分
倍じゃねえかよ!いや5分が10分なら直で函館駅行くけど、30分が一時間はちょっとおかしくない?しかも、結構おっきなリュックしょってるんだが???そんなルート案内する???嫌がらせ???
DAY1-9:函館の宿にチェックイン
19:40 五稜郭駅
っつーことで頑張って歩きましたよ五稜郭駅まで。いや、別に30分ぐらいの距離は普段から全然歩くんですが、バスに乗れると思ってたので落胆がデカい。乗れてたらとっくに函館駅についてる時間ですしね。まー、雨が上がってて良かった。ついでにGoogleマップでは五稜郭駅に「大幅な遅れ」って出てたけど、函館駅行は通常運行みたいで良かった。




20:10 函館駅
ちなみに五稜郭駅から函館駅までは一駅。散々歩いて待って乗車時間は4分。


20:20 ペンションパピィテール
今日から3泊する宿。バストイレ共同で1泊4500円。門限があるけど(深夜0時)、夜遊びはしないので問題なし。

内装こんな感じ。なるほど民宿じゃなくてペンションね。


部屋の中は撮り忘れたけど3畳ぐらいの和室に布団敷き。
小さなちゃぶ台と冷蔵庫に湯沸かポット、歯ブラシその他のアメニティ類もあったので十分でした。
お風呂や洗面所にはシャンプー、トリートメントから化粧水、ヘアクリームまで一通りそろってたのでこだわりが無ければ着替えだけで飛び込んでも大丈夫。




難点はシャワーの水圧が弱かったこと。隣の洗面所の水はジャブジャブでるのに謎に水圧が弱い。あと、建物に入った時と部屋から出た時に「他所の家のニオイ」がしてた。古い建物だからしょうがないんだろうけどちょっと気になった。
DAY1-10:晩ごはん
部屋に荷物を置いてひと段落したら、晩ごはんを求めて早速の外出。
宿のもう一つの難点がまわりにコンビニも飲食店もないこと。まあ、函館駅まで徒歩5分ちょいの立地なので駅まで行けばいいだけの話ですが。
21:00 らーめん&カレーぱんだ
この時間になると居酒屋以外の選択肢が極端に少なくて困る。ということでわたし的に外食の最終手段のラーメンをチョイス。函館は塩ラーメンが有名なのでまあいいかなと。
駅の二階には有名な「あじさい」が入ってて、初めて函館に来た時に食べて美味しかった記憶があったからそこが良かったんですが、なんと20時閉店。早いよ。
Googleマップで見つけた一番宿から近い塩ラーメンのお店も行ってみたらシャッター半分降ろして閉店作業中。営業時間22時までってなってるのに。。。
ということでそこから近いとこで選びました。Googleの口コミも☆4だったし。一番人気はカレー味噌ラーメンらしいのですが、昼間カレー食べたこともあって、やっぱりここは塩ラーメンで。あと餃子も頼んでみた。
ラーメンは感動する美味しさは無かったけどまあ普通に美味しかった。

餃子はちょっと水っぽくって頼まなくてもよかったなと思っちゃった。

お店を出た後、お水を買いにコンビニへ。
どうせならと思って一番近いセイコーマートへ。手前にあったローソンやらファミマを素通りしてわざわざ行ったのになんと2Lのペットボトル売り切れ。ストックあるのかもだけど、店内ひっきりなしにお客さんで賑わってるから訊くに訊けないし、セイコーマートに行ったのには「アップルパイ」が買いたいのもあったんですが、そっちも売り切れ。結局何も買わずに出てきました。お水は普通にファミマで買いました。

























