2023年8月青森ねぶた祭りに大阪から陸路で行ってきた

今年、初めて青森ねぶた祭にいってきました。

割と直前に決めたから宿取るのに苦労したのでそのあたりも書いていこうと思います。
ねぶたの様子や昼間の町の様子など、動画にしたのでよかったら見てください。

というかこれから青森に行く予定があるかたは「動画のコメント欄」の有識者の方のコメントがとっても役に立つのでそっちをぜひ見て欲しい。わたしも行く前に知りたかったぜ…。

青森ねぶた祭のスケジュールと今回の旅程

青森のねぶたは毎年8月2日~7日の6日間と決まっています。
ちなみに2023年は曜日的にはこう。

1日有休を取って2泊3日でいくつもりだったんですが、4日(金)を休んで4日5日見て帰るか、7日(月)休んで5日6日見て帰るかで悩んで最終的に4日5日パターンにしました。

青森ねぶた期間中のホテルが取れない問題

月初って仕事休むの難しくて「ねぶた一回行ってみたいけど無理だな~」ってずっと諦めてたんですが、部署異動があって「あれ?もしかして今年は行けるんじゃ??」って気づいたのが4月も半分過ぎた頃。急いで宿泊先を探したんでが…そりゃ空いてませんですよね〜!いや空いてはいる。空いてはいるけど普通のビジホで1泊4万とか僕には無理~。

とりあえず電車で行ける範囲まで広げてみても弘前辺りまでゲストハウスを含め全滅。まだ八戸辺りでちらほら空きがあったのでとりあえず駅前のビジホを押さえました。それでも1泊1.5マソとかしちゃう(泣)。

これがとりあえず押さえた宿。

一応寝るところは確保できたけど、八戸〜青森間って結構遠い。特急使って1時間、ローカル線だと1時間半ぐらい。でもって片道2000円以上する。2日間往復で×4ってちょっとキツいよなあ…。

いっそネットカフェでもいいか、と思って快活倶楽部の鍵付き個室を狙って予約が1ヶ月前からなので待ってたらですね、

青森市内の快活倶楽部だけ2ヶ月前?から予約はじまってた

7月の頭ぐらいにウォーミングアップとして「予約の方法確認しとこ」ってサイトいって気づいたときのわたしの気持ちを述べよ(10点)。

ファ-----ッ⁉︎⁉︎

確認したら相変わらず他の店舗は1ヶ月前開始。なぜ!?!?そんな案内あった!?!?!?どこ?????

呆然としたんですが気を取り直して弘前駅前の快活倶楽部(こちらは1ヶ月予約だった)の個室をゲットして八戸のホテルをキャンセル。弘前の方がまだ八戸より若干近いしついでに弘前城でも観光しようと思って。

ホテル以外の宿泊方法

  • 健康ランド

ネカフェが無理だったらチャレンジしようと思ってた方法その壱。「あおもり健康ランド

新青森駅の方になるけど個室が8000円、大部屋6000円で宿泊できます。果たして予約争奪戦に勝てるのか。それが問題。

  • フェリー

あとちょっとやってみたかったのが青森と函館を結ぶ「津軽海峡フェリー」を宿代わりにすること。青森→函館(22:25→02:05)、函館→青森(03:10→06:50)っていうのがあって、1日目ねぶた見終わったら青森⇔函館を無駄に往復してやろうかと割と本気で思ったりもしました。船は天候(海況)に左右されるのでリスクが高いですが、函館から戻ってくる時に船の上で日の出を迎えられるので、もし次にねぶたにいくことがあったらチャレンジしてみたい。

  • 野宿

あとまったくおすすめはしないですが、2日目の早朝(7時前)に商店街を歩いてたらベンチでバックパックを枕にして寝ている男性がいました。近くに銭湯もあるし私も男だったら野宿もありかもな…。自己責任でどうぞ。

ところで実はここでまだ交通手段も確定してなかったんですが、この時期あたりまえですが飛行機もバカ高くなっていたので、

大阪⇔青森を陸路(新幹線+夜行バス)で往復しました!

いろいろルート考えました。

行きは自分の中ですんなり東京まで夜行バスで移動して、東京から新幹線で青森まで、って決まってたのですが、問題は帰りの便です。

3日目の朝に仙台まで新幹線で移動して、そこから飛行機にのる?でも仙台駅から空港が面倒くさい。金額的にもメリットが少ない。いっそ東京駅で新幹線乗り継いで東海道新幹線+東北新幹線いっちゃう?とか。

でもこの時点では宿が弘前だったのでまず弘前から青森に移動しなあかんのがダルい…とか考えてるうちに「そうだ!いっそ土曜の夜に夜行バスに乗ってしまえば…?」と閃いた結果、

  • 8/3(木) 22:45大阪→06:30東京(夜行バス)
  • 8/4(金) 08:20東京→11:43青森(新幹線) @弘前泊
  • 8/5(土) 21:10青森→08:00東京(夜行バス)
  • 8/6(日) 09:24東京→11:54大阪(新幹線)

往復とも夜行バス+新幹線というスケジュールになりました。無茶しやがって…。

あと8/4の青森市内の混みぐらいが全く分からなくて、どこも入れるお店が無いとかだったら困るので到着後の休憩用に青森市内のネットカフェ(快活倶楽部)の個室も予約しておいたのですが、これはいらぬ心配でした。

お昼ご飯時はGoogleマップで評判のお店なんかはいっぱいそうでしたが、有名どころを避ければ普通にご飯食べたりお茶したり不自由はしなさそうな感じ。

ねぶた祭の直前に青森市内のホテルに空きが出ることってある!? 

駅近のホテルAはキャンセル不可、駅徒歩15分のホテルBは前日までキャンセルOKだったのでホテルBを予約したんですが、駅近の方が便利だったよな〜と後から思いました。今回泊まったのはこちら。

やっぱ直前になったら空きが出るのかな、と思って次の日とかもGoogleマップ見てみたけど1泊4万円とかいう宿しか出てこなかったのでこれはもうほんと運。

青森駅周辺にコインロッカーある?

4日の昼前に青森駅についた時、駅で目に付いたロッカーはすべて埋まっていました。最終的には市内のホテルが取れたので1日目は荷物の心配をしなくて良かったのですが問題は2日目。

2日目はねぶたを見終わったらその足で青森駅前発の夜行バスに乗る予定なので、駅から15分も離れたホテルに荷物を預けておくわけにもいかず、「キャンセル不可」にビビッて駅前のホテルにしなかったことを後悔。

今日(=1日目)の夜に青森駅のロッカーを押さえとくか…、と昼間ぷらぷらしながら考えてたら、アスパム(三角形の建物)の1階にコインロッカーあったー!!!いわゆる駅ロッカーの一番小さいサイズしかなかったのでキャリーとかは無理だけど私の40Lのリュックは楽勝でした。しかも200円。ラッキー!


ってことで2日目のロッカーを押さえることに成功しました。ただアスパムの営業時間が20:30までだったのでねぶたの途中で取りに来なければなりません。

ということで、2日目は、

朝ホテルをチェックアウト→アスパムのロッカーに荷物をいれる→20時過ぎにいったんねぶたから離脱して取りに戻る→荷物を持ったままギリギリまでねぶた鑑賞→駅にダッシュ

という感じになりました。ちょっとロスがあるけどまあしょうがないね。

その後に駅前うろうろして気づいたのですが駅前の「みちのくりんご店」さんで手荷物預かりされてました。
スーツケースとか店のなかにぎっしり。

毎年されてるのかは定かではないですが、荷物の置き場にこまったら一度覗いてみるといいかも。

青森ねぶたの会場にトイレはある?

歩いてたらところどころで簡易トイレを見かけたたんですが、トイレマップみたいなのはなさげです。が、それほど神経質にならなくても大丈夫そうです。

というのも、人が多いといっても都会の花火大会のように狭いところにぎっちぎちに人が集まって身動きできない、みたいな感じでは無いからです。その上で当日お腹を壊してるとかどうしてもトイレが心配な人は、

  • 青森駅側には公衆トイレが多くあるので(黄緑のピン)
  • アスパムも20:30ぐらいまで開いている
  • ねぶたが運航している道から一本裏に入れば通常通り営業してる飲食店とかある
  • 大通り沿いにもあちこちホテルがある

青森ねぶた祭りの混み具合はどんな感じ?

金曜日はいうても平日夜だったからか、運行ルート沿いの歩道でも苦労せずにねぶたを追い越すスピードで移動できました。

一方土曜日は、18時過ぎぐらいで交通整理をしてる警備員さんが「今の時点で昨日の倍」と話してるのを耳にしました。そんなわけでさすがに運行ルート沿いの歩道は急ぎの移動はできないぐらいには混んでましたが、一本裏に入れば人通りもまばらです。なのでねぶたの途中で駅に向かわねば、の場合はまずメインの通りからいったん横道に入って移動しましょう。

あと、ねぶたの運行が始まってからは運航ルートの四角形の内側にいると外に出るのは難しいので、途中で帰るとかトイレがめっちゃ心配とかの場合は四角の外側にいることをおすすめします。

観覧席を取らなくてもねぶたは見える?

わたしは今回2日とも移動しながら見ること前提だったので場所取りせず立ち見でした。「めっちゃ下からのアングルでねぶたの写真を撮りたい!」とかは無理だけど、普通に鑑賞するぶんには観覧席の後ろからでも十分みえました。

特に金曜日はねぶたが始まってからも歩いてたら観覧席のすぐ後ろに誰もいないところを結構見つけられました。通常のの観覧席は車道にパイプ椅子を並べただけなので、一段高くなった歩道に立っていると予想よりよく見えました。

プレミアム観覧席、みたいなのもあってそっちは高さがあるのでその後ろからは道路が見えません。が、これは駅側から遠い場所にしかありませんでした。

さすがに土曜日は椅子のすぐ後ろを取るにはちょっと早めにスタンバっておく必要があります。が、立ってる人って自分も含め移動することが多いのでタイミングよければ前がぽっかり空いたりします。つまり運。

ちなみに運航ルートの四角の角のところの人が座っているエリア(下の写真)は有料観覧席ではないのですが、交通規制がされると警察官がブルーシートを引きます。それを歩道で並んで待っている人たちがいて、交通整理の警備員さんが誘導して座らせていきます。

わたしはどうせ20時頃には荷物を取りに行かないといけなかったので座る意思とか全くなく、単にとりあえずこの辺で見ようかなと歩道で立ってたら、座るの待ちだったババア…じゃなかったオバ様に「ちょっと!わたしらここでずっと待ってるんだから、アンタ先いかんといてよ!!」とかってツメられてハァ?って感じでした。

個人的にねぶたを見るのにおすすめの場所は?

ズバリ「解説の櫓があるところ」です。

「次のねぶたは〇〇さん作、題材は××、昭和△△年初出陣、今年で47回目の出陣です」みたいなアナウンスが聞けます。市役所の前とあと他にも何ヶ所かあるっぽい。あとこの場所だとねぶたを360°ぐるっと引き回すパフォーマンスもだいたいやってくれる。

一般的には角のところ(交差点)が人気みたいだけどわたし的にはそこまで角にこだわらなくても、という気がしました。

土曜日は駅に近いところしかいなかったんですが、金曜日は三分の二ぐらいまでぐるっと回ってみて、やっぱり駅から遠い側の方が空いている印象でした。

あとは、写真撮る方は背景注意。これは地図向かって左下の角のところですが、デカい街頭ビジョンがあってねぶた中も消えません。広告効果としてはねぶた中点いてる方が良いですもんね。でも邪魔。

ねぶたのおすすめの日

いうても今回初参加で、うち2日間しか行けてないですがそれぞれ特色がありました。

じっくりねぶた鑑賞したいなら平日がおすすめ。

混雑加減は体感倍ぐらい違う。ねぶたそのものをじっくり鑑賞したいなら平日がおすすめ。

祭りの熱気を感じたいなら人の多い日(土曜日)がおすすめ。
跳人のパフォーマンスは土曜の方が明らかに熱が入ってました。あと昼間もワ・ラッセの前でイベントやってたり。祭り気分を味わいたいなら人の多い日がおすすめ。

津軽三味線の生演奏聴けてラッキーでした。
たぶんなんかすごい上手い方達。

跳人(ハネト)が跳ねてなくてちょっとガッカリ…

初めて青森に行ってきました!

ねぶた祭りに興味を持ったきっかけは2018年にねぶたの家ワ・ラッセで跳人のデモンストレーションを見たからなんですよ。確か女の子一人だったんだけどめっちゃ跳ねててそれがすんごいカッコ良くて、これが集団になったらスッゴイんじゃない!?!?と期待してたので肩透かしというかガッカリ感が…

なんか人数は多いけどダラダラしゃべりながら歩いてるだけの組とかあってもっとがんばれよ!って思ってしまいました。いや暑いしね?ずっと跳んでられないのもわかるんですよ。わたしだってライブで「上に跳べ!!!」とかって曲サビで跳ばされるだけでひーこら言ってますからね。わかるんですよ。でも跳んでほしい…!

だって跳んだ方が絶対楽しいじゃん。

\( ‘ω’)上に跳べッ/

今回もワ・ラッセに行ってきたんですが、デモンストレーションはさすがミスター跳人に選ばれた方々だけあって迫力があります。

私の写真では伝わりませんが!

青森ねぶたその他の感想

青森ぜんぜん涼しくない

旅行の1週間ぐらい前に確認したときは、青森の気温29℃とかになっててちょっとぐらい涼しいのかなと思ってましたが、普通に30℃超えてた。

祭りの後も市内の道はそんなに渋滞しない

土曜日の帰りの高速バスはフェリーターミナル始発で21:10青森駅発だったんですが、青森駅と次の停留所の弘前駅がそれぞれ20分遅れでした。

なのでちょっとは混むのですが、とはいえ20分遅れ程度の混雑具合です。

マナーがいい~!!

土曜の朝の運航ルートだけど、ゴミとかぜんぜん落ちてない。これ大阪だったらあちこちゴミだらけだと思うんだよね。民度が高い。

青森駅の駅近のホテルを見てみる

ホテルはやっぱり駅近がおすすめです。8月の青森は普通に暑いので駅から徒歩15分のホテルは正直しんどかったですwww

\( ‘ω’)イチ押し!/

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