能登温泉と能登島ドルフィンスイム1泊2日の感想

正直、今まで旅行した中でガッカリ度1位2位を争います。再訪はないな〜。

和倉温泉駅は無人駅

ペーパードライバーなので大阪から和倉温泉まで電車を乗り継いで行ってきました。

08:40大阪→11:14金沢 サンダーバード9号
11:21金沢→12:20和倉温泉 かがり火3号

『和倉温泉駅』っていう駅があるけど駅前何もない。

駅舎は改装されててトイレは綺麗で観光案内所はあるけど駅員が全くいない無人駅。

帰り和倉→七尾行きの電車は都度入ってくる番線が変わるんだけど、電光掲示板とかない。どこでわかんねんと思ったら、ここ、

こんの時刻の肩の小さい数字。こんなもんわかるかよ~。

あ、駅前何もないといったけど、コンビニはありませんが飲食店数件とドラッグストアがあります。あとビジホが二軒ぐらい。ちなみにそのビジホのうちの1軒に宿泊しました。

ビジネスホテル和倉

ビジネスホテルなのに和室。
でも畳の部屋がなにげに久々で、逆に良いなと思いました。

ただ窓にカーテンがなくて障子が結構破れてました。まあ外に背の高い建物ないからいいが。
破れた障子の隙間から撮った黄昏。

さて和倉温泉駅から実際に温泉街までは徒歩30分ぐらい離れています。その間は普通にフッツーの住宅街を抜けていきます。冬とかだったら歩いてなんてことない距離ですが真夏は死ぬ。

ところで事前調査で和倉温泉にはレンタサイクルがあると知ってわあ素敵!と思ったんですが、これがまた駅から25分歩いたとこ、もうすぐそこが温泉街の入り口ってとこにあるんですよ。

なんで駅に置かん???

無人駅になるぐらい和倉温泉くる人って98%車なんですよ。そんな人たちが温泉街巡るのにわざわざ自転車借ります??

まあとりあえず借りに行きますけども。
ちなみにホテルに荷物預けていけたらいいなと思ってたんですが、案の定フロントに人がいないし呼び鈴もなかったんで1泊分の荷物背負ったまま歩きましたよ。こんなこともあろうかと荷物はキャリーじゃなくてリュックです。


ちょこっとだけ面白い景色ありましたが、だいたいはふつうの道です。

和倉温泉は見るとこ少ない

湯布院とか草津温泉とかまで行かなくても、お土産物屋さんとか食べ物屋さんとかカフェとかが軒を連ねてて食べ歩きしたりウィンドウショッピングしたりしてわあ時間が足りないな!っていうのを期待していったのですが、

ちょっと大きな道の駅の方が楽しいよね?

ってぐらいなんっっっもなかった。

旅館とかホテルはいっぱいあるけどまあたぶんあれですよね、みんな車だから昼間はどっか遊びに行った先で食べるし、夜と朝は宿のごはん食べるしって感じなんでしょうね。

ということでなんか値段の割には…ってところしかなかったのと、そんなに時間をかけたくなかったというのもあってセブンイレブンのビリヤニ買ってその辺の公園で食べました。

まあ、夏といえばカレーだしセブンのビリヤニ試してみたかったしね。普段あんまりコンビニ行かないので、旅行の時とかじゃないと食べ損ねるし。ヘタな店より美味しいですし。

あとはリフレクションの写真撮影ができることで有名な青林寺がありました。もうこの写真が撮れるように机がセッティングされてて、「ここにカメラ置いて撮ってください」っていうカメラ置布もありました。

和倉温泉、海はあるけど入れる海はない

和倉温泉、めっちゃ海は近いんですが全部波止場っていうの?とりあえず徒歩と電動自転車で気軽に行ける範囲に浜に降りれるようなところはないです。泳げなくてもいいから浜辺を散歩したかった…ッ

せっかく自転車を借りたので、能登島大橋を渡って島をすこし走ってみましたが、観光できそうな地点に到達するには結構走らないと無理そうで途中で引き返してきました。冬とかだったら行けたと思うけど暑過ぎた。


これもね~、駅でレンタサイクルやってくれたら自転車借りに行くまでの徒歩25分の体力温存できたし、もっというと1泊2日OKにしてくれたら早朝と夕方のまだ日差しがましな時間帯を走って、昼間は美術館とか水族館とかで過ごす、とかできるのにさあ。

ということでせっかく自転車借りたけどほぼほぼ無駄に体力を消耗しただけで終わりました。

ちなみに今回の和倉温泉で一番良かったのはここかな。1日目の夜ご飯を食べに行った「なまこや海ごちそう」。自転車で能登島に向かう時に看板を見つけてなななななんじゃここは!?と思って夜の開店5分前に行って一番乗り。すぐに満席になったけどカウンター席もあるので一人でも入りやすいです。夜も定食が食べられるし。

なまこ大好きなのでなまこ尽くしうれし~。デザートのパンナマコッタは余分だったが笑

なまこだけでなく普通の海鮮丼やのどぐろの定食なんかもありました。

和倉温泉のドルフィンスイム

和倉温泉にはドルフィンスイムをやっている業者が2023年夏現在で2社あります。

ドルフィンスマイル
I LOVE ドルフィン

二社の大きな違いはボートの出航場所。ドルフィンスマイルは能登島側、I LOVE ドルフィンは和倉温泉側からです。料金は装備込みでそれぞれ15,900円と18,900円。

能登島のドルフィンスマイルのほうが若干安いですが…車がないと集合場所に行くまでがかーなーり大変。一応バス+徒歩で行けはするんですが、バスは2時間に1本。さらに最寄りのバス停から徒歩30分です。

バス降りて、日陰の無い道をてくてくてくてく

ザ・夏

この奥に見える茶色い小屋が目的地です。
帰りタクシー拾おうとか絶対むり~。

今回そのたどり着くまでが大変な能登島のドルフィンスマイルさんを選んだのですが、それのわけは料金うんぬんじゃなく普通のシュノーケリングじゃない「アドバンスコース」があったから。

シュノーケリングっていうのはウェットスーツもしくはライフジャケットで浮力を確保して水面に浮かんでイルカを観察するやつ。

ドルフィンスマイルの「アドバンスコース」では素潜り(スキンダイビング)もOKなのでスキンダイビングを練習している身としてはそっちのほうがだんぜん魅力的だったので炎天下片道30分も気合で乗り切ったんわけですが…

正直そこまでした甲斐なかったな

って感じ。

一応イルカは見れました。こんな感じで、

魚影。

まず行った日が悪かったのか水の透明度がめちゃくちゃ悪い。
スイムのポイントは水深3メートル程度なのですが、濁っていて底が全く見えない。
そんな感じなのでイルカが真下を通るぐらい近くに来ないとわかんないです。

そんなタイミングで潜っても間に合わないし、間に合ったとしたらイルカに突っ込むことになるし。
素潜りなので、水中にそんなに何分も入れないので来るか来ないかわからないイルカを潜って待つとか無理だし。

最悪イルカみれなくてもスキンダイビングの練習ができれたらいいやと思ってたところもあるんですが、水が濁りすぎててなんも見えないし、ガイドさん一人でイルカを探しつつ子供ふくめて10人ぐらいの面倒を見てるなかでここでなんかあって沈んだら絶対気付いてもらえないな!と思ったので怖がりのわたしは結局ほとんど練習もできずでした。

あとめっちゃ水温高くてぬるい温泉に浸かってるかんじだった。

動画アップしたのでよければ見てってください。

帰りもまた暑くて倒れそうになりながらてくてくてくてく戻りました。(バス停で荷物整理するのにしゃがんだら立ち上がる時にまじでブラックアウトしそうだった)
こんなことならせめて和倉温泉側の店にしとけばよかった。

和倉温泉に戻ってきてちょっとどっかお店に入って休憩したかったんだけど、いい感じの店がないんだよなーもー。唯一、辻口シェフって有名なんですかね?その方のギャラリー軒カフェ(ル ミュゼ ドゥ アッシュ)があったので並んで入りました。15分ぐらい待ちましたが涼しいとこでギャラリー見つつ座って待てたので良かったです。

シュークリーム(右t)が濃厚で美味しかったです。

せっかくだし、と季節の桃のケーキ(1150円!)もオーダーしたのですが、こちらは桃とケーキの部分がどうしてもばらばらになってしまって「普通に桃を買って食べればよかったのでは…?」というちょっと釈然としない気持ちになったことは内緒です。

最後に総湯にはいって帰ってきました。

車があればもっと違った楽しみ方ができたかもしれませんが、とにかく徒歩で行くとこじゃないなというのが和倉温泉の感想でした。