近いしせっかくだしね、ってことで行ってきました。
国立文楽劇場4月文楽公演『小鍛冶』
右上のパンフレットは『小鍛冶』の回限定だそうです。
記念スタンプもありました(左下)。
実は文楽見に行くのは2回め。
いやー、ぶっちゃけ二度目があるとは思ってなかったんだけど。
知ってる人()が出てる(?)とちょっとは違うかなと思ったりもしたんですが、やっぱり二度目の感想も「楽しみ方がサッパリわからないな!」でした。
文楽人形版・刀剣男士「小狐丸」
写真撮影、まさか文楽劇場で「最後尾はこちら」札を見ることになるとは笑。
ちゃんと目が赤くて、口元には牙もありました。
比べてみよう。
遠景。
文楽『小鍛冶』を見た感想
2021年4月公演第三部は2幕構成でした。
一幕目は「傾城阿波の鳴門-十郎兵衛住家の段」、二幕目が「小鍛冶」。各々小一時間ぐらいで演じられます。
ちなみに一幕目と二幕目はまったく関係が無いお話です。
そもそも文楽って、「今日は『桃太郎』の桃太郎と猿が出会う場面を演りまーす!」みたいな感じなので、もともとのお話をある程度知ってることが前提となってるんですよね。
…っていうことをオーディオガイド聞きながら思い出しました。オーディオガイドでは「これはこれこれこういうお話のこういう場面です」「このあとこうなってこうなります」っていう説明もしてくれるし、舞台の上に字幕は出るものの古文的表現だし、口上はさらに独特の節回しだしなので、初心者はとりあえずオーディオガイドあったほうがいいと思います。
「傾城阿波の鳴門」はなんていうか鬱話でした…。いい話っぽくまとめてるけどえええ…みたいな。
一幕目と二幕目の間に15分間の休憩。
「小鍛冶」は狐(稲荷明神)が獅子舞かな、ってぐらい動き回るのでそれは見てて楽しかったです。3人で一つの人形を操ってあっちにこっちに、っていやあ大変だと思いますわ。
あと、刀を打つシーン。鎚を打つたびに本物の火花が散ってておおーと思いました。
黒子さんが鎚が落ちるタイミングに合わせて一生懸命火花を起こしてるんですが、衣装が焦げちゃったりしないかドキドキしました。
鎚を打つたびにカン、カンって音もするんですが、カン…カン…カン!カン!カン!みたいに音楽に合わせたリズムがあったりしてここのシーンは楽しかったです。
打ち終わってすぐに銘を入れて天皇の使者に献上してましたけどね。研ぎはどこ行った。
ちなみに客入りは6割程度な感じ。
コロナ対策で1席空けてるとか以前に、普通にお客入ってない感じでした。わたしの前とか6席ぐらいズラッと空いてたし。
ロビーをうろうろしてるとあちこちから「いつもと客層がぜんぜん違う…」っていう声が聞こえてきました。
確かにね。前回のときは男性(割と年嵩の)の多さにびっくりしたし、わたしが最年少ぐらいな勢いだったんですが、この日は明らかに若いお嬢さんが多かったですからね。
刀剣散歩