*もくじ*
『二輪車安全運転講習会』にいってきた!
ペーパードライバー歴にじゅう…?年、普段の生活で車とか特に必要ないし、まあ『公共交通機関+徒歩+レンタサイクルしばり』で旅のルートを考えるのも楽しいよね、って思ってたんですが。
さすがに前回奄美大島に行った時には思いました。
オラ、原付ぐらい乗れるようになりてっぞ!
奄美大島、いちおう路線バスもあるんですけどね。
まあ本数少ないです。ルートも限られてます。車社会ですからね~。
そんなだから「レンタサイクル」っていうかそもそも「自転車」っていう概念が希薄。
奄美大島、だらだら上って~下ってっていう地形が多いからママチャリだと町内ぐらいしかきついし。
さらに日が暮れると「ハブ」との遭遇率もあがるから徒歩もめっちゃ気を遣う。
信号もない、車もほとんど走ってない、シンプル二車線の坂道をママチャリを押して上りながら思ったわけです。
「原付チャレンジするか」
でもですね。
わたし普通免許もってるから50cc以下の原付には法的には乗れるんですけど、現実問題どうやったら動くのかが全く分からなくてですね。普免の講習で原付なんて触らないじゃないですか。(※最近は普免でも原付講習がついてる自動車学校があるみたい。いいなー)
ハイ、って原付渡されても困るわけですよ。
世の中的には、
・とりあえず購入して広いところで練習しましょう
・買ったお店で教えてもらえ
・しんぱいだったら原付乗ってるお友達に教えてもらいましょう
が一般的らしいんですが、ごめん、そもそも原付買う気ないし詰んだー--。
と思ったのですがしつこく検索したらありました。
二輪車安全運転講習会|大阪府交通安全協会
原付の講習もある~!!
しかもバイクも付属品(メットとか)も全部レンタルしてくれる~!!ヒュー!!!
他の都道府県だと原付コースがなかったり、あっても車両持ち込みだったりするだけど、大阪府やれてる~!!!
一カ月前から申し込み受付、ってことで3週間前に申し込みしたらどうやら最後の一席だった様子。危ないところだった。真夏と真冬は開催していないのでこれを逃すと秋まで待たないといけないところだった。
二輪車(原付)安全運転講習の様子
8:30~受付
申し込みの電話をしたときに「門真試験場来られたことあります?門を入って突き当り右手のあたりに受付の看板あるので」って言われたんだけど…
ないな?
まだちょっと時間が早いからかなと思ってその辺うろうろして戻ってくるも…ないな!?
あれー、と思って免許更新の列をさばいていた職員さんと思しき人に「二輪の安全講習の受付ってどこですか?」って訊いてみたんですが、めっちゃ「は????」って顔されて焦る。
い:「え?いや門入って突き当り右のところに受付あるって言われたんですけど…」
職:「今日日曜ですよね。日曜はね、講習はやってないんですよ(噛んで含めるように)」
まさか日付間違えた!?!?ってめっちゃ焦って申込みサイト確認したわ。
結局、保安室に確認してくれっていわれて聞きに行ったら、技能試験用のコースのところに受付あるって教えてもらいました。
ええー、ぜんぜん違うじゃん。
めっちゃ「門はいって右」ってメモってたんだけど。
受付では事前に記入していった申込書類とお金を渡して、引き換えにゼッケンと領収証とアンケート用紙をもらいます。免許証の確認とかあるかなと思ってたけどなかった。
この講習、本来はバイク乗りさんたちが「もっと上手くなりたい」って参加する講習みたいで、普通の?おっきいバイクに乗ってるライダーさんたちが30名ほど。こういう講習に何度も参加してる方もいるみたいであちこちで「久しぶり~」みたいな挨拶が聞こえました。
原付組にはヘルメット、プロテクター(腕・肘)、グローブ(軍手)の配布。
ちなみに靴はくるぶしが隠れてないとダメみたいです。わたしはハイカットのスニーカー履いていったのでギリOK。普通のスニーカーだった人はくるぶし用のプロテクターも付けるように言われてました。
あと貴重品は自己管理。
走っているときは原付の荷物入れ(シートの下)に入れてました。
9:00講習開始
ゼッケンとプロテクターを着けて、ヘルメットを自分が乗る原付の傍に置いて、荷物をシートの下に収納したらまずは開講式。おお、ちゃんとしてる。
原付もおっきいバイクの人も受講者も指導員も全員集合。整列して協会のおエライさん?と白バイの分隊長さんの挨拶を拝聴。白バイさん2人来られてましたがお二方とも女性でした。かっこよ。
それから全員で準備体操をしたのち原付組とおっきいバイク組に分かれて講習開始。
この日、原付受講者5名はお一方だけ『ほんとにちょっっっとだけ(←強調)乗ったことがある』という人がいましたが、ほぼ全員がド素人で安心しました。
原付安全運転講習でやったこと
1.基本操作
・立ち位置(バイクの左に立つ)
・スタンドの外し方、掛け方
・乗車前のチェック(ブタとねんりょう)
└ブ:ブレーキ
└タ:タイヤ(タイヤを回して異物が刺さっていないか、スリップサインのへたりぐあい)
└と:灯火
└燃料:ガソリン(実際にガソリンタンクの蓋を開けて確認)
・原付を降りた後のハンドルの向き(左に切っておく)
・乗り降りの仕方(後方確認、ブレーキ)
・キックスタート
・セルスタート
いやー、原付は車みたいにキーを回しただけじゃエンジンかかんないんですね!
いきなり旅先でレンタルバイクを借りなくて良かったなあ。
2.実走
まずは、スタンドを立てたままエンジンをかけてアクセルを開ける練習。
次は実際にバイクを走らせます。
指導員さんの立っているところまで、最初はほんの1メートル程度から。指導員さんがブーツをはいた足を横向きに出してて、そこにタイヤを乗りかけるような感じで走ってきていいよ、って言われるんですが、アクセルをどれぐらい開けたらどれぐらいのイキオイが出るのかとかまだ感覚が全然わかんなくて今日イチびびった瞬間。
そこからちょっとずつ距離を伸ばして、今度は指導員産のバイクについて外周を一周。
それが出来たらコーン(パイロン)を立ててのおっきなS字の練習。
特に目標地点でしっかり止まれるようなブレーキングの練習。。
このあたりで一時間程度のお昼休憩。
教習所の食堂でざるそば定食。おにぎりがでかい。海苔が美味しかった。
休憩明けはまた全員集合しての準備運動から始まりました。
午後はまず座学(座ってないけど)から。
・コースに実際に四輪(バン)を置いて車からの死角の説明。
・指導員さんが10km/時、20km/時、30km/時でブレーキをかけてからどれぐらいで止まれるかの実演。
・正しい右折の仕方
・正しい一時停止の仕方
などを学習しました。
それからまた原付に乗ってコースをぐるぐる。並んだパイロンをS字に縫って走るのとかちょっと楽しくなってきた。
それにしても慣れってこわい。最初は10km/時出すのも怖かったのに、直線で30km/時とかちょっと気持ちいいとか思い始めてしまった。
このあたりで再びの座学タイム。今度はおっきいバイクの皆さんと一緒に白バイさんから危険予測と確認(した気にならないこと)の重要性についてのお話。白バイさんがプライベートで事故りかけたお話とかなかなかに怖かった。
そろそろ残り時間もあとわずか。
最後はひたすらコースを決められた順路で走ります。うーんコースが覚えられないー。
白バイさんの座学の前だったか後だったか忘れましたが二段階右折についてもやりました。
噂に聞く二段階右折…
まあ自転車と同じと思えばそう分かりづらくもないんですが、
なんと世の中には「二段階右折禁止の道路」とかもあるらしくてですね…
は???原付で三車線の一番右側とかに入らなあかんとかあるの???こっわ。
講習中、指導員さんに、
「ほんとに初めて乗るんですか?センスありますよ。もっと大きいの乗ろうと思ってたりします?」
とか言われたし、コースを走ってるとバイクって楽しいかもとか思ったりもしたんですが、
公道や怖すぎてやっぱ走れる気がしねえ…
あと、すっかり一生運転しない気だったから、いままで標識とかフル無視で生きてきたんで、正直走れてはいるけど標識までぜんぜん意識が行ってない。とりあえず「交通ルール」の勉強やり直さなきゃ。。。
ところで、
ぶっちゃけ今回「原付練習しよ」って思ったもうひとつのきっかけは「ゆるキャン△」でして。
これのアニメを奄美から帰ってきたあとぐらいから作業中のBGM代わりにアマプラで流してたんだけど、
作業そっちのけで見入ってしまった。
(そんなわけでタビlogの動画は「ゆるキャン△」っぽいBGMを探してみた。つもり。)
主人公の志摩りん(高校生)は一人キャンプが好きで一人で原付で150キロ先のキャンプ場とかに行く。
高校生なのに!!!
ちなみに志摩りんのバイクはヤマハのVino。
でももし買うならホンダのスーパーカブがいいなあ。
(講習も普通の足をそろえて乗るタイプのスクーターだったんだけど、なんか跨って乗りたいな~って。いや買いませんけどね)