*もくじ*
はじめてバレエを観てきました~!
年末年始に行ったプラハのクラッシックコンサートでは眠気を耐えるのに必死だったし(3割ぐらい負けた)、マリオネット劇は諦めて9割寝てたし、そんなわたしなので今回のバレエも最後まで眠くならずにいれるかがめっちゃ心配でした。
しかし全くの杞憂。
バレエすごい面白いやんけ~!!!絶対にまた行くでー!!!
と感動して帰って来たのでありました。
とか言いつつバレエの知識がなさ過ぎて、今回見たバレエが普通のバレエなのか、レベル的にどのあたりのものなのかとか全くわからないんですが。
今回見てきたのはこちら、
「世界バレエフェスティバル全幕特別プロ」大阪公演
一番安い席が8,000円、一番お高い席が20,000円とかなので、割と良い(レベルの高い)バレエなんじゃないのかなー?
昨日のガラをもって終了した第15回世界バレエフェスティバル。その興奮さめやらぬ9月に、開幕を飾った全幕特別プロ「ドン・キホーテ」(7/27公演)がテレ朝チャンネル2で放送されます! #バレエフェス https://t.co/Lo93I1Whib pic.twitter.com/KSiFcghwQi
— NBSバレエ(日本舞台芸術振興会) (@NBS_ballet) 2018年8月16日
で、タイトルに「世界」ってついているので、てっきり出演者は外国人のバレリーナばっかりなのかなって勝手に想像してたんだけど、実際は、
主演の男女以外はほぼ日本人キャストでした。
もともと、「世界バレエフェスティバル」は東京で3年に一度、約2週間に渡って世界中のトップダンサーが競演、そして共演する
オールスター夢の祭典
みたいなイベントらしいです。
わたしが見に行った全幕特別プロ大阪公演というのは「東京まで来られへん人はしゃーないなー」的な公演な模様。
ちなみに主演のお二人さんはボリショイ・バレエ団だそうです。
ボリショイバレエ、聞いたことある!!
っていうことを知ったのはこれを書いている時点ですけどね。(チケット取る時点ではほんとにバレエのことわからな過ぎて、場所と時間と公演タイトルしか見てなかった)
しかし、それぐらいノー知識でも、
演目のストーリーも、出演者のことも何も知らなくても面白かった!
演目は「ドン・キホーテ」。
自分を騎士だと思い込んだ頭のおかしい男が、風車をドラゴンだと思って槍を持って突っ込む話
っていうのはなんとなく知ってたのですが、よく考えたらそれしか知らない。
実はストーリーとか登場人物とか全然知らなかった、ってことをステージ見ながら思い出しました。
舞台の上にいっぱい人が出てくるんだけど、台詞があるわけじゃないのでキャラの見分けがだいぶ怪しい。あれ、この人さっきの場面で出てた人と同一人物かな?みたいな。
でもわからなくても面白いんですよ、これが。
バレエってこんなに演劇色が強いんだ!?
っていうのが衝撃的でした。
一番最初のシーンがドン・キホーテの家の中のシーンで、セットで机や椅子、床に置かれた本などがあったのですが、メイド姿のダンサーさんが4、5人わらわらっと出てきて、机や椅子を運んで行って床を磨いた…と思ったら、すかさず場面転換して広場のシーン(うろ覚え)になるという展開がものすごく自然で、その部分、開演10分でガッシリ心を掴まれました。
休憩を挟んで前半と後半に分かれていたのですが、前半はひとことで言うなら、
まるで台詞のない宝塚歌劇!
って、そもそも宝塚を見たことがないと全く伝わらないんですが、わたしのこれまでの人生経験で比較できるものがそれぐらいしかなくてすまない。
バレエを実際に見るまでのイメージって、チュチュ着で爪先立ちしてお澄まし顔ずっと踊ってる、っていうイメージだったんですが、実際はセリフこそないけど、身振りや手振りはもちろん表情まで演技してて、ステージに立っている人はダンサーっていうよりアクター。
群舞の男性ダンサーさん数人が一斉に床に短剣を突き立てて、その剣を縫うように主演ダンサーさんが踊るシーンで、ひとりだけうまく剣が刺さらないハプニングがあったんですが、主役さんが踊ってる後ろで、群舞のダンサーさん同士が、
「オマエwww」「やっちまったぜ(テヘ」みたいなアドリブ入れてて、
バレエダンサーってそこまでやるんだ、ってこれまた目から鱗。
後半は、もともとイメージしていたバレエに近い感じで、踊りを、テクニックを見せる!って感じでした。
といっても、これまたずっとシリアスに踊ってるわけでも無くて、難易度の高い技をキメたあとに「ドヤァ!」みたいなキメをしたりで想像していたよりずっと自由な感じ。
眠たくなる隙が一瞬もなかったです。
あと男性ダンサーさんがカッコイイ…!
みんな小さいころからバレエをやってるんだと思うんだけど、海外はともかく日本だと絶対、小学校とか中学校でバレエやってる男の子って揶揄われたりしそうじゃないですか。野球サッカーバスケこそ王道!みたいな感じで。
この人たちはそれを乗り越えてこんなにカッコ良く育ったんだなあ、と思うと感慨もひとしおです。
大阪フェスティバルホールは3階最後列でも見やすかったです
わたしは今回もちろん、一番安い席を購入したのですが、3階の最後列でした。
フェスティバルホールの3階席は傾斜が強めなもあって良くみえました。とはいえ、3階席はオペラグラスがあったほうが断然楽しいです。
わたしの左右の隣の方もオペラグラス使ってました。
フェスティバルホールはオペラグラスの貸し出しがなさそうなので超注意です。(1階のスーベニアショップで簡易版?なオペラグラスは売っているみたいですが…)
今回のお供もヒノデの5倍。
バレエはもともとステージが明るいので良く見えますね。(普段見てるステージの照明が暗すぎるんだよな…)
これはフェスティバルホールの3階廊下。
バレエの安いチケットは早いとこ勝負!?
この日の公演から帰ってすぐ、発売中バレエのチケットを探したのですが、
一番高いチケットが2万円ぐらいする公演の、
安いチケットはすでに売り切れ…!
チケットは早めに押さえないとダメっぽいです。