40年以上生きてきて、しかもちょっと足を延ばせば国立文楽劇場があるとこに住んでるのに、今回初めて文楽(人形浄瑠璃)を観に行ってきました。
まあ多分、人生で1回も見ないで終わっちゃう人の方が断然多いと思うんですけど、なんかもったいないなーと思ったんです。
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ということで4月某日、国立文楽劇場に行ってきました。
チケットは国立劇場チケットセンターからインターネットで購入。
公演日当日に劇場1Fロビーに設置されている発券機から発券しました。
年配のお客さんが多いからか、発券機もチケットも文字がでかい!!!
あと、発券機、混んでるかなーと思って早めにいったのですが使っているひとはほとんどいませんでした。
座席はほぼ満席でした!
文楽って伝統芸能だけど「廃れてる」っていうイメージだったんですが、ところがどっこい、国立文楽劇場の座席数は700席異常なんですがほぼ満席。
ちょうど襲名披露公演というやつだったみたいからそのせいもあるのかな?
年齢層はやはりというかかなり高いです。若くてわたし世代という感じ。あと男性が多い。座席がちょうど前後左右をオッサンに囲まれる形になったのですが、正直独特のオッサン臭がつらかった…。
あと休憩時間は女性トイレが結構並びます。
イヤホンガイドは入場後
折角なのでイヤホンガイドを借りました。
パンフレットは後から見るわけないし家に持って帰ってもゴミにするだけなので買いませんでした。
パンフレットは1Fロビーでも売ってますが、イヤホンガイドはチケットをもぎった後の2Fロビーでの貸し出しになります。
チケットの半券は無くさないように!
というのも、幕間休憩が30分ほどあってみんなご飯を食べたりするのですが、半券がないと再入場できないので1Fにも降りられません。とはいえ、2Fロビーにも軽食の売店もあるし、座って飲食できるスペースもあるのであらかじめ買って持ち込んで置くのもありです。が、
休憩挟みつつも4時間半
なので途中でちょっとお外お散歩してきたほうがいいと思う。
1日2部構成なので、さらにこの後夕方からも別の演目がかかるわけで、文楽が好きな人は丸一日がかりで観劇するわけなんですが、正直、わたしは1部だけで、
尻が限界でした。
まあでも江戸時代とかは文楽見に行くのはそれこそUSJとかディズニーランド行くみたいなもんだったんだろうなあ。
で、初文楽は面白かったのか?
んーーーーーーーー。
わたし的には二度目はない、かな。
最後の方、途中15分ぐらい寝てました。(でも、プラハのマリオネット劇は開始15分以降ずっと寝てたからそれに比べればだいぶまし。やっぱり言葉が分かるというのは大きいな!)
襲名公演ということで、人間国宝みたいなひとがバンバン出た豪華キャストでお送りされてたみたいなんですがまったくありがたみが分かりませんでした。
まあ、名人はだいたいというかかなりお年を召されてるので、いぶし銀の脇役でって感じでしたしね。逆に主役は早変わりがあったり動きが大きいので、壮年の遣い手さんが額に汗をかきながらされてたのでワークバランスが良いな!と思った反面、若手がいないと成り立たない業界だなとも思いました。
あ、あと、「本朝廿四孝」では高坂弾正が登場するのですが、その名前を聞くたびに思い出されるものがありました。
分かる人にはわかるアレ。
とか書いてて思ったけど、あーーー、もし幕末を題材にした文楽とかあったら観に行っちゃうわー。新選組とかあったら絶対行く。無いんだけどね。